「血は腸で造られる」 千島学説の骨子『八大原理』の概要

千島学説「よみがえる千島学説」より

  1. 赤血球分化説 1932年発表

    血液(赤血球)はすべての体の細胞の母体である。血液はからだの組織に変化する。ガン細胞、炎症部の諸細胞、傷の治癒なども赤血球から生じる。

    *現在の医学界では、胎児、幼児時代から、その脳や肝臓、筋肉等の細胞が細胞分裂なしに増加していることは認めている。また、1日約2000億個もの赤血球が行方不明のまま肝臓や脾臓で破壊されていると推測している。「毛細血管の先端は閉じている」と定説されている。

    千島先生は、1日約2000億個の赤血球は、すべて体細胞に変わっている。そして、毛細血管の先端はいろんな所で開いている。ことにガン組織等の炎症部では、流れ出た赤血球がガン巣を取り巻まいている。すなわちガン巣が細胞分裂で増殖するのではなく、赤血球が形態的・機能的にそれぞれ異なった部分に変化している事を明確に示した。

  2. 血球と細胞組織の可逆的分化説 1954年発表

    栄養不足の時や、大量の出血をした時、あるいは病気などの異常時には、体組織や細胞から血球に逆戻りする現況が見られる。血液は骨髄から造られるという定説は、この異常時の現象を見て、それが通常の生理現象であると見誤ったものである。

    *生命体が正常な時は「赤血球の分化」を行います。ところが、生命体が死に瀕するときは、例えばまったく食べ物が入って来ないような断食の状態、あるいは大出血を起こしたような場合には、生命体はそれを「異常時」と判断して、今度は細胞が血液へと後戻りして自分の生命体を助けようとする。例えば、植物の光合成と同じです。昼間、太陽の光を浴びている間は一酸化炭素を取り入れて酸素を排出しますが、夜間はまったく逆の作用を行うようなものです。(「血球の可逆的分化」と言う)

  3. バクテリアやウイスルの自然発生節説 1954年発表

    細胞やウイルスは、既存の親の分裂がなくても、有機物の腐敗、その他の状態で、その有機物を母体として自然に発生する。

    *ウイルス病は、外からの感染が原因ではなく、悪化した体の組織から発生するウイルスが原因である。ライ病は、腐った魚を食べた事が原因であり、伝染病ではない、と言う1863年のハッチソンの説を支持しています。ライ病に感染して体が腐敗するのではなく、細胞が先に腐敗して、そこにライ病が自然発生した。と言う観方が千島学説。

  4. 細胞新生説 1950年発表

    体細胞は分裂によってのみ大きくなると言うのは正しくない。細胞は細胞でないもの(赤血球)から新しく生まれる事によって体は大きくなり、またその大きさを維持する。血液から細胞へ分化する過程はAFD現象が見られる。

    *生体内の正常な環境のなかでは「赤血球や白血球がガン細胞に変化している」と言う事実を、千島博士は膨大な観察データで裏付けている。[att_highlight color=”red”]『細胞は主として細胞新生で増殖する』これが、千島学説の骨子の一つ。すべての細胞や組織が赤血球から変化してできることやその変化は連続的であり、当然その途中に中間移行型のものが多数現れることも確認されている。また、その際に細胞分裂がほとんどないことも見極めている。[/att_highlight]さらに、病的な人間の体では、ガン細胞や炎症部の細胞なども、すべて赤血球からできるものである。要するに、病的な血液がガン細胞へと変化するのである。ガン細胞は、主に酸欠状態の時に起きやすいもので、赤血球のAFD現象〔まず寄り集まり、溶けあいそして形態的・機能的にそれぞれ異なった部分に変化する現象(分化発展)〕によって、ガン細胞が新生する。ガン細胞は、自分の赤血球が体内環境により不良化したものと言える。また、ガンも体内環境の改善で短期間で治療できるのである。ガン細胞・ガン巣は、体内環境が改善されると速やかに赤血球に逆戻りする。

  5. 腸造血節説 1954年発表

    赤血球は骨髄で造られるのではなく、消化された食べ物が腸の絨毛で変化したものである。血液は食べ物から造られる。骨髄造血は異常時の現象にすぎない。

    *植物は根から水分や栄養分を吸収して成長する。動物の場合は、その根に当たるのが「腸の絨毛」である。「食べた物が血となり肉となる」という諺の通りなのである。細胞が血液に戻るのは、生命が危機的な状況である時の現象。それを応用したのが「断食療法」と言われる治療法。

  6. 遺伝学の盲点(遺伝と血液・生殖細胞・環境) 1932年発表

    生殖細胞(精子・卵子)は体の組織と別のものではなく、体の組織の一つである。赤血球が変化したものである。生物が生まれてから一生の間に、その環境によって育まれた形や性質は、子に遺伝する。だから環境を重視することが必要である。(獲得性遺伝の肯定)

  7. 進化論の盲点 1956年発表

    進化の主要因は共生(相互扶助)であり、自然との調和である。バクテリアから人間に至るすべての生物は親和力や愛という精神的なものを持っている。

    *人間の腸内には100兆もの細菌が存在し、消化吸収作用を手伝っている。人間の体の中でも見事な「共生」の仕組みがあり、その調和(共生・共存)こそが人類社会にとって最も重要な思想なのである。

  8. 生命弁証法 1959年発表

    生命現象を正しく観測するための科学的論法
    生命現象は波動とラセン運動であり、不断に変化してやまない。

    *「万物は時間の経過と場所に応じて絶えず流転する」これは自然界における普遍的な現象であり、仏教で言うところの「諸行無常」あるいは「色即是空」に当たるであろう。

詳しくは、千島学説の全貌を1冊にまとめた『医学革命の書・血液と健康の知恵』千島喜久男著(地湧社)3800円+税をお読みください。

血液と健康の知恵

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