「酵素」と血液の関係、ミトコンドリアの関係

血液と血管と酵素の関係

赤血球の大きさで、男性は7.3ミクロン、女性は8.0ミクロン。
赤血球の量は1ccのなかに、男性は500万個、女性は450万個。

毛細血管の太さは4~5ミクロン

その細い管に赤血球が正常の状態なら毛細血管に折れ曲がって入っていきます。しかし、食品添加物、農薬、悪い油、生活環境、ストレス等で血液は、ドロドロそのものです。この血液の状態を連鎖赤血球 ルロー状態と言います。

血液血漿中に分解されていないたんぱく質が多く、赤血球同士が重なり合い、表面積が大きくなります。それゆえ、酸素や栄養をしっかり運べません。この状態の赤血球では通常の4分の1から10分の1ほどの酸素しか運搬することができません。心臓は血液を送り出すのに、負担となります。

酵素は、ルロー状態をサラサラ血液にする効果があるようです。毛細血管に赤血球がスムーズに入るため栄養や酸素がすみずみまで行き渡ります。

ミトコンドリアについて

「1京8000兆個」何の数字かわかりますか?私たちの身体にあるものです。それは、『ミトコンドリア』です。細胞が60兆個。その1つの細胞に平均300個のミトコンドリアが存在するらしいです。人間の免疫力が高い人は、ミトコンドリアが活発だそうです。

ミトコンドリアは、食べ物から取り出したプロトン(水素イオン:H)と、呼吸によって取り入れた酸素(O₂)と反応させる事によって、神経細胞を興奮させたり筋肉を収縮させたり肝臓に作用させたりと、自動車のエンジンのように最も重要な働きをしています。

つまり、ミトコンドリアはエンジンの役目をして「ブドウ糖」と「酸素」と「酵素」を使って『アデノシン3リン酸(ATP)』と言うエネルギーの素を作ります。どんな生命体もエネルギーがなければ生きていけません。ミトコンドリアの活性に「酵素」は必須となります。

<<ミトコンドリアの遺伝のおもしろいお話>>
通常、動物の場合、ミトコンドリアは100%母性遺伝します。例えば、ヒトの場合、父親と母親の間に出来た子供のミトコンドリアは、母親のミトコンドリアゲノムを100%受け継ぎ、父親のミトコンドリアゲノムは受け継がれません。ですから、ヒトの場合、女性の系統の祖先が解るというのが、ミトコンドリアDNA解析のおもしろいところです。

どうして、ミトコンドリアは母性遺伝をするのか?

この現象は、精子と卵の受精の過程に由来するらしい。精子は、頭部に核を持ち、胴体部分(中片と呼びます)にミトコンドリアを持ちます。そして尾部が鞭毛です。

これが受精時には、精子の頭部内に存在する核とミトコンドリアが卵細胞に進入します。精子由来の核は、卵由来の核と融合しますが、精子由来のミトコンドリアは、卵細胞の分解酵素によって分解されてしまいます。(やはり母は、いつも強いですね!!!)

その結果、受精した後の卵細胞には卵由来のミトコンドリアのみが残るわけです。こうして、母親のミトコンドリアが、子どもたちに受け継がれるわけです。

母親が自分のことを「素晴らしい」と思っていると、その情報がミトコンドリアの遺伝子情報に組みこまれ、自分の子どもたちに、その情報が受け継がれます。『女は弱し されど母は強し!!!』

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