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環境

ウンコが救世主!!!

回収と再生、「リン・リファイナリー」

 仏国のヴィクトル・ユーゴーが『レ・ミゼラブル』の中「海のために痩する土地」で、こう言わしめている。「・・・世間が失っている人間や動物から出るあらゆる肥料を、水に投じないで土地に与えるならば、それは世界を養うに足りるであろう」と。

 さらに、「いかなる海鳥糞も、その肥沃さにおいては都市の残滓(ざんし)に比すべくもない。大都市は排泄物を作るに最も偉大なものである。都市を用いて平野を肥やすならば、確かに成功をもたらすだろう。もしわれわれの黄金が肥料であるとするならば、逆に、われわれの出す肥料は黄金である。この肥料の黄金を人はどうしているか?深淵のうちに掃きすてているのである。多くの船隊は莫大な費用をかけて、海燕やペンギンも糞を採りに、南極地方へ送り出される。しかるに手もとにある無限の飼料は海に捨てられている。」何と、150年前から、ジャン・ヴァルジャンをして、かくも訴えていたのだ!!

微生物学者・中村浩博士は、別名「うんこ博士」

で名高く、太平洋戦争後と朝鮮戦争の食糧危機から、微生物農業による、未来の食糧危機の回避、宇宙食の開発を提唱され、「食糧革命」を構想されていた。若き日にJ・スウィフトの『ガリヴァー旅行記』を読み「・・・人糞をもとの食糧に還元する実験を自分の仕事にする・・・」の一節に目覚め、己が天命天職とされた。日本藻類研究所所長として、リン鉱石の元、藻類の研究家として糞尿を培養基として高蛋白質のスピルリナを培養することに成功。

「地球上にある無限の資源は、うんことおしっこしかない」という点に目をつけ、最後「クソを垂れている間、人類は滅びることはない」と書き遺して逝った。

天国では、大いにユーゴーやスウィフトと気が合って抱き合い、話が何時までも止まらないであろう。

 だが、半世紀、中村博士の夢は未だ実現していない。年間5万tのリンが下水に放出され、その約4.3万tが処理後の余剰汚泥に濃縮されて破棄されている。これを回収再生したなら、リン危機の憂いも無くなり、痩躯(そうく)の穢土(えど)は、豊穣な浄土に変わるだろう。

 「リン・リファイナリー(精製)技術」こそ、環境保全や資源保護の新しい産業、グリーン産業の先駆けとなるに違いない。資源のない日本こそ、そのお手本を示すべきである。

バイオトイレの普及も、目下の急務であり、そして、

人肥が土に還元されるのを、国が許し、推奨する日を待ちたい。
尊徳翁曰く「農業は国の基(もとい)」
天からは「糞尿は地の基(もとい)」と聞こえた。

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私 阿部一理は、先日宮下周平のこの霊の叫びを、北海道仁木の畑に聴きに行って参りました。

 この情報を一人でも多くの人に知って頂きたいと思います。

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