氣の流れ

 健康の鍵は、血液の質と血だと書いて来ました。腸管造血に従えば、腸で食べ物が血液に変わるのだから、食べ物の質そのものが血液の質を左右することは容易に理解できます。 何を食べるかという大きな問題は最後まで付いてまわりますが・・・。100点満点の食生活を目指すためにも、常に反省し来し方を見直す必要あると思っております。 何を食べたら良いのかは、神様に尋ねたい三つの質問のうち一つです。今のところ神様は、教えてくれそうにありません。ということは神様はいないのかもと思わざる得ません。 

 さて健康の鍵に、もう一つ加えるとしたら『氣の流れ』があります。これが目に見えないので少し厄介です。血液やリンパ液の流れ等と違って『氣』の流れです。私たち生物は、天地自然のエネルギー(氣)を受けて生かされていますので、上手に受けるかどうかは命にかかわります。 

 天地自然の氣を受けて育った食べ物を頂くのも、食を通してエネルギーを頂いているのです。単に栄養素を頂いているだけではありません。の入り口(チャクラ)を通してエネルギーを受けます。七つのチャクラの中でも頭頂部の百会下腹部の会陰は特に大切です。天のと地のを受ける入り口になるからです。のめぐり、即ち『の流れ』です。四つ足動物のように四つんばいになったときに、陽の当たる背中側即ち外側が、中心部の心臓に向かってが流れています。(陽の)。逆に陽の当たらない腹側(陰の)は、中心から末端に向かってが流れています。文章にするとわかりにくいのですが、直接ご指導できるか、ビデオに収めると分かり易いかなと思っております。 

 氣の流れ具合を簡単に見極める方法として、いわゆる『Oリングテスト』の感度を調べる方法があります。 

  1. Bさんの右手の親指と中指(どの指でも可)で輪を作ってもらい、Aさんは呼吸を合わせて、Bさんの指の力具合を見ます。 
  2. 次に、Bさんの右腕の外側を上から下へAさんが3程さすり、反対に内側を下から上へさすります。これで自然なの流れに逆らった形になります。 
  3. そこで(1)のテストをもう一度行います。アラ不思議。Bさんの指に力が入りにくいのが分かると思います。 
  4. 今度は、(2)と反対側にさすります。自然なの流れに沿った形になります。 
  5. 改めて(1)をもう一度行うと、今度はしっかりBさんの指に力が入ります。 
  6. Bさんの左手に健康食品を持っていただき、(1)を行います。この力の入れ具合をよく覚えておいて別の品物と比較します。この比較テストは、甲と乙の品物と交互に2~3回比較する方が正確に判定できます。 

※このOリングテストのやり方は、両呼吸を合わせるのが非常に大事で、さらに一瞬の力比べにしないと、Bさんの指が疲れて、何度もテストが出来ないことになります。呼吸を合わせるためにAさんが「さんハイ」と声をかけますので、一部では「さん ハイテスト」も呼ばれています。なかなか良い命名かも知れません。 左手に品物を持つだけでなく、体の部分に左の手当てても、エネルギーが落ちているところは力が入らず、異常を発見できることにも使えます。 

 このOリングテストの敏感さが、人によって異なり、私は5段階に区分しております。最も差が大きく出る人が「5」、全く出ない人が「1」、中間の方は「3」とう具合です。まるで学生時代の通信簿のようですが、「5」が良くて「1」が悪いということではありません。 これは感性が勝っているか、理性が勝っているかの違いであって、一般に感性の勝っている女性たちの方が変化が出やすく、理性の勝っている男性たちの方が変化が出にくいと言われています。 

 私自身、過去40年間に一万人以上の方を調べてみて、最も敏感だった男性は、プロ野球界の梨田昌孝氏の近鉄バッファーズ時代の現役のキャッチャーのときのことでした。「」を抜くためのさすり方や、有害食品を持ってもらうと親指と中指で輪が作れない程力が入らないのです。指と指がくっつけられない程、まるで「腑抜け」のようになるのです。「」を入れるさすり方や、良質のモノを持つとキッチリと力が入るのです。私が満身の力を込めて開こうとしてもビクもしないのです。これには、正直驚きました。「5」を超えて「6」の人呼ばせて頂きました。 「5」の方、「6」の方がいわゆる「一人0リングテスト」の出来る人です。 

 では、その感度を上げる方法をご案内致します。 乳首と鎖骨の間の胸骨の間に指の腹を押し込むように、人差し指と中指と薬指の3本の指で強く押し込みます。 丁度、三本の指で肋骨と肋骨の溝を掃除すような具合です。 左右それぞれ約1~2分間でOKです。肩こりが楽になり、視力が0.5くらい上る人もあります。 流調整法と言います。各種健康法や良い食べ物の効果が出やすいと言うメリットがあります。「5」段階のうちの「2」くらい上がる人もいます。 

 以上は、今から35年程前に、鹿児島在住の整体の先生に教わった「流調整法」です。健康指導の現場では大変重宝しています。自分一人でも簡単に出来ますので、セルフで無料で2~3分という手軽さがに入って居ます。 初めから敏感な人は、実は悪いモノにも影響を受けやすい人とも言えるのです。よって現代の悪環境を生き抜くには、逆に大変かも知れませんが、良いモノ、良い環境をつくることが出来たらしめたものです。 

 この流調整法には、まだ「名称」がついていません。『肋骨さすり』では、もう一つ冴えません。の流れの存在を知る意味でも、広まったら良いな・・・と思っております。 ご家族でマスターして頂くのが一番です。今回は入門の部分の上半身の流調整法を書きましたが、中半身、下半身流調整法は文章ではチョット表現が難しいのでお会い出来た時にでも直接お伝えしたいと思います。 上半身だけでも充分頭がスッキリしますので、是非お試しください!!! 

コメントする

CAPTCHA