危険な食品 郡司篤孝氏 その2

「食養の道」1979年12月号  月刊「危険な食品」よりおもいきった抜粋
(文責 阿部一理)

「化学的食品添加物は、大なり小なり発がん物質であり、それは催奇型性と同類語である」

※「催奇性」ある物質が生物の発生段階において奇形を生じさせる性質、作用のこと。

みそ・しょうゆ

  • 手作りか自然みそ探しを
    発酵食品の製造は、すべて根気と周到な注意がいります。永年の経験からくる技術が必要です。自然食品と称して販売している味噌の一部にも、日本だけに許可になっている「核酸系調味料のリボタイド」が添付されている。

パン

  • 発がん剤を含む大手製品
    パンの離型剤に、流動パラフィンという食品添加物があります。パラフィンとは、原油からガソリンを取ったカスを精製したもので、パラフィンガンで悪名高い発ガン物質です。この食品添加物の危険性に対して厚生省食品化学課の見解は、発ガン物質を国民に食べさせないことよりパン製造大企業の利益の方が優先すると。(国会答弁)

食用油

  • ヤシ油を主原料に合成
    パンに油はつきもので、食用油について世界中では「植物油」は菜種油、オリーブ油が単品です。日本人が使用している食用油は、ほとんどが「サラダ油」または「てんぷら油」です。サラダやてんぷらから「油」が取れますか?この商品は、大企業の巧妙な食品化学の技で調合油の名称です。材料として分かっているのは「ヤシ油」を主原料にしています。「ヤシ油」は石鹸の原料です。食品事典によると、パーム油(ヤシ油)は、食品油に用いられているとは書いておりません。

合成アイスクリーム

  • 大豆カスやノリが主原料
    広辞苑で「アイスクリーム」とは、「牛乳・砂糖・卵黄に香料を加えて冷凍した食品」と書かれています。今購入しているアイスクリームの裏面を見てください。これらの材料以外に配合率が高い食品添加物が含まれています。合成香料に重合リン酸塩、乳酸、クエン酸などでゴマカしているアイスクリームです。リン酸やクエン酸は体内のカルシウムを追い出す性質を持っています。

ジュース

  • 添加物のオンパレード
    日本では果実が余っているのに、米国より大量の果実を輸入しています。果実は冷凍で輸送すると呼吸が止まって死んでしまいます。化学薬品で防腐して輸入されます。その防腐剤が果皮に塗られたレモン・オレンジの皮ごと絞って飲んでいる人、皮を干して食品に入れて食べた人の間に中毒症や皮膚炎も出た方がいたと言う話もあります。果実にはこのほか、エチレンガズを使って色を鮮明にしたり発ガン性物質としての定評のある合成女性ホルモン剤を使って、甘く美味しい商品にしています。

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