「油」と 認知症 など  その3

脳や体をさびさせないためには、『酸化を抑える成分の含有量が多い油』を選ぶことです。

その2

前回ご説明しましたオメガ3とオメガ6ですが、オメガ3の油とオメガ6の油は、生理的に正反対の働きをします。

両方ともに必要なのですがオメガ3の油が圧倒的に不足するような食生活の環境になっているのが現代社会の実態です。

理想的には、オメガ3:オメガ6=1:1です。

譲っても オメガ3:オメガ6=1:4くらいまでです。

現代人の多くは 1:10 または 1:30 

ファーストフード・コンビニ弁当で生活しているような方は 1:100くらいの比率に崩れていると言われています。

伝統的な和食の特徴の1つは、この脂肪酸の摂取の比率が1:4くらいになっています。

人間の身体の組織は大まかに言って水 60% タンパク質(アミノ酸)20% 油 20%と言われています。

意外に油のパーセンテージが高いのに驚かされます。

中でも脳は 60%が油です。

しかも 20%はオメガ3の油が必要と言われています。

油の質は先ず脳に影響を与え、さらに細胞膜が脂肪酸でつくられていますので細胞の一つ一つに重大な影響があります。

その脂肪酸を利用して脳の中の「エンドカンナビノイド」と言うシステム(ECS)が働いて、人間を病気の状態から守ってくれる仕組みが、2000年ころから分かって来ました。

例えば、ちょっとケガをした時痛みを感じます。

大きな事故(交通事故等)に遭った時は、ちょっとのケガの痛みの何百倍もの痛みを感じるハズです。

あまりの痛さに気を失わないように「脳内マリファナ(脂質メディエータール)」のようなものが出て痛みを大きく感じさせなくなるような仕組みがあるそうです。

大変大雑把な説明ですが、これが「ECS」です。

現在では体内の恒常性を保つ重要なシステムの一つと考えられています。

麻の茎の成分CBDは、舌の下から吸収し瞬時に神経組織に作用するので、米国CNNのドキュメンタリーで放映された「てんかんの子供 シャーロットちゃん」が一回CBDを摂る事によって、テンカンの発作を300回/週 起こしていたのが1週間起きない!!!!

驚きの効果です。

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