ミネラルとは・・・

「あらゆる病気を追及するとミネラル不足につきあたる」
20世紀最大の科学者の一人「ライナス・C.ポーリング博士」

「ミネラル」がどのように身体に関わっているのか?

少し詳しくご案内致します。

「ミネラル」とは?

主要元素の四種類(水素:H 炭素:C 窒素:N 酸素:O)が身体の95%以上で構成されている。残り5%を四種類を除いたすべての元素を総称して「ミネラル」と呼ばれています。

たとえば、石や鉱物のような無機質元素です。

「ミネラル」はどんな生物もつくることが出来ません。私たち人間は動物の肉や野菜などの食べ物から摂るしかないのです。

その肉や野菜に含まれているミネラルも、元は大地や水の中にあったものです。

主要ミネラル(7種)
・カルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウム

微量ミネラル(16種)
・鉄・フッ素・ケイ素・亜鉛・鉛・銅・バナジウム・ヒ素・マンガン・ヨウ素・セレン・ニッケル・モリブテン・スズ・クロム・コバルト

(糸川教授の必須ミネラル23種)

ミネラルの働き

タンパク質は、分解酵素によってアミノ酸に分解・吸収されます。

そのアミノ酸は、合成酵素よって血液・心臓等の各臓器や筋肉・骨・ホルモン・酵素などの身体を構成するタンパク質の源になります。

炭水化物は、ぶどう糖に分解・吸収されて基礎代謝に必要なエネルギーの源になります。

脂質は、分解されてコレステロール・リン脂質・中性脂肪となります。

コレステロールとリン脂質は、細胞を構成する材料になります。

中性脂肪は、運動する時にエネルギー源になります。

ビタミンやネラルは、酵素の科学反応を助ける役目をしています。

ミネラルに頼って酵素は働いていると言っても良いくらいです。

タンパク質は、車体。

炭水化物と脂質は、ガソリン。

ビタミンとミネラルは、エンジンオイルや潤滑油の役目。

※ビタミンとミネラルは、車の両輪のように両方を摂ることが肝心。

ミネラルがビタミンを活性化させるわけです。

ミネラルがphバランスを弱アルカリに保つ

私たちの身体がベストな状態は、体液がph7.4位の弱アルカリ性を示します。

そのphが酸性になると身体は疲れやすく病気にかかりやすくなります。

常に身体は弱アルカリ性に保つようにコントロールしています。

そのphバランスを管理しているのが「ミネラル」です。

例えば、肉類や砂糖類の食品を食べると、体液は酸性に傾きます。

体液にカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウム等がイオン化した状態で含まれていれば酸性の体液を中和させます。

一般的にアルカリ性の元素が多く含まれているものは、豆類・海藻類・ほうれん草・人参・かぼちゃ・果物。

酸性の元素が多く含まれているものは、魚類ではマグロ・たこ・鯛・牡蠣。肉類では鶏肉。

細胞は、細胞膜を通して外部の栄養分を取り入れ、内部の老廃物を外部に排出します。

ミネラルは細胞の内液と外液のバランスを調節して正常に保つ大切な働きをしています。

※細胞膜については、油の問題があります。

項を改めて油の問題については、ご案内致します。

なぜミネラルが不足するのか?

食物中のミネラル量の減少

現代は土壌中のミネラル量が少なく、農作物に含まれるミネラル量も少ないと言われています。

また自然界に生息している魚は、海中のミネラル分をたっぷり摂っているが、養殖の魚は、ほとんどが科学的に配合された餌の為、ミネラル不足になる。

加工や調理の間にミネラルが失われる

野菜は、収穫後酸素の働きでビタミンが壊れていく。

また料理で炒めたり煮たりなど、加熱により壊れたり、逃げ出したり捨てられたりします。

お米は、精製の時にミネラル量は半分以下になります。

「米」が「白」くなり「粕」になってしまうのです。

加工食品を食べ過ぎるとミネラルバランスが崩れる

加工食品には、リン酸塩が沢山含まれています。

リン酸は、かまぼこ・ハム・ソーセージ等の保水性や粘着性、チーズの乳化性を高める働きがあり、変色や変質防止の働きもある。

「リン」を中和するために「カルシウム」がかなり失われます。骨の中に蓄えていた「カルシウム」まで引き出されてしまいます。

つまり骨がもろくなり骨粗しょう症の一要因とも言われています。

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