森下新説『末梢血管理論』について

森下新説『末梢血管空間理論』

ちょうど、その頃(2000年)末梢血管空間理論という新しい説を唱えたのです。動脈系、静脈系、リンパ管の末端部は組織細胞との間に、必要に応じてこういった開閉自在の『駅前広場』のような空間が出現します。普段必要のない時は傘を閉じたような状態になっているのですが、必要な時に傘を開いてこの空間が出来上がってきます。

この空間でさまざまな現象が展開します。その一つとして、リンパ球や類粒白血球の形成があります。老廃化した細胞膜だけになった空家同然の細胞内にこの類粒白血球が入居し融合して新しい細胞となるのです。

そしてこの赤血球が寄り集まって融合し、白血球に変わったりします。一番問題なのは、我々の身体の中で腸管造血、経絡造血として、たくさんの赤血球と同時に細胞が生み出されている事です。と言うことは、同じ数だけ崩壊した細胞がどうなるかは、今の医学では誰も問題にしていないのです。半分だけしか見ていない訳ですね。

実は、「崩壊した組織細胞」は、細胞と細胞の隙間を水路を通って、この末梢血液空間に吸い込まれてきて、ここで解体されます。このように、組織細胞は老廃化したり、異化作用の結果として廃棄処分になったりすると、細胞間水路を通ってこの末梢血管空間に出てくる。

この老廃組織はバクテリアに、さらにウイルスに解体されます。もともと細胞は、バクテリアやウイルスの融合化成によって出来上がったモノだから、
逆の分化も起こります。

この空間では、老廃化した細胞の一部分と合体して、ガン細胞が形成されたりもする。特に白血病のガン細胞(白血病細胞)は、ほぼ間違いなく、この空間の中で造り上げられているのです。

現在、どこで白血病細胞が造られているのか解っておりません。それは、今の医学がこの末梢血液空間の存在と生理を全く考えていないからです。

以上、森下敬一先生の『血球の起源』を超えて最新の造血理論と生命の不思議についてご紹介をさせて頂きました。

いよいよ次回は、その細胞が化学的細胞になっている現代人の解毒・排毒という難問を解決できる超優れモノとの出会いについて述べてみたいと思います。乞うご期待!!!

コメントする

CAPTCHA