漂白剤・除菌剤にご注意を・・・

 この時期、特に大切なことは、テレビでは大きく報道されていませんが、『免疫力を上げて、病気に負けない体』にすることです。 

尊敬する医師 石原結實先生の「免疫力でウィルスに克つ!!なぜか免疫力が高い人の生活習慣」(幻冬舎刊。税別1300円)がおすすめです。 

  

 今から40年ほど前に、長崎大学に居られた若き石原先生を訪ねたのがきっかけでした。玄米菜食に取り組む先生は、その当時まさに孤軍奮闘という感じでした。 

東京に出られて著作、講演そしてクリニック院長として、大活躍されておられるのは周知の通りです。体を冷やさないことがどれほど大切か。 

 体温が1℃下がると免疫力は30%も落ちると言われています。アイスクリームや冷えたビールがどんなに体に悪いのか、今こそ、声を大にして言いたいところです!!!!!! 

  

 患者が重症にならないように気をつける第一は、飲み食いするものを40℃に温めて取ることです。それだけで人口呼吸器の使用率は半減すると思います。そのくらい冷たいモノは毒なのです。 

 詳しくは、西原克成著「患者革命」(KKロングセラーズ刊)の冷え中毒の恐怖をお読み下さい。 

  

 平熱の体温が37℃あると、細菌やウィルスに強くなることについては2012年5月大阪大学 藤原祐一郎教授・岡村康司教授・中川敦史教授達の共同研究チームの研究論文が超オモシロイし、今の新型コロナウィルス対策にもなると思います。詳しくは次回に・・・・。 

  

さらに今回は、新型コロナウィルスのもう一つの問題点の対策として、次の提案を致します。 

 

『除菌剤・漂白剤製品のすさまじい悪影響について』書いておきたいと思います。 

  

COPD(慢性閉そく性肺疾患)と言う病気を、ご存じ方も多いと思います。 

 日本だけで500万人以上の患者数と言われる深刻な病気です。 

一般的に「タバコ病」などと言われていますが、タバコはその原因の一部分に過ぎないのに、何でもタバコに押し付けておけば良い、というような風潮のあおりを受けています。 

 ズバリ何が一番の原因か!!! 

それは除菌剤・漂白剤が最大の原因だ、という話です。 

しかも、これはハーバード大学とフランス国立衛生医学研究所によって、30年間に渡って続けられた調査の精査の結果だというのです。 

  

今、新型コロナウィルス猛威の時、中々マスコミでは取り上げにくいテーマだと思いますので敢えて書こうと思った次第です。 

この報道は、2017年英国のガーディアンが報じたもので、正確に言えば『第四級アンモニウム塩』と言う成分を含む除菌剤・殺菌剤・漂白剤などがすべて該当します。もちろん日本にも、これが含まれている製品は山ほどあります。 

  

 この研究によれば、漂白剤(消毒剤)は、ぜんそくなどの他の肺の病気とも深く関係していることは以前から知られていたのです。 

しかし、これが2017年の研究にも関わらず、どんなCOPDに関するサイトを見ても『漂白剤・消臭剤が最大の原因』と書いてあるものが、一つもなくどれもタバコ、タバコ、タバコのオンパレードです。 

漂白剤のメーカーにとっては、とても都合の良いことで、これがもしもタバコよりも漂白剤が悪いとなったら、タバコに無煙(無縁)な方でも、幼児でも誰でも影響があると言わなければならないのです。 

乳幼児が、有害な洗剤・漂白剤・柔軟剤仕上げの衣類やタオルをチューチュー吸っているのを見て、これは傷害罪でメーカーや母親を訴えても良いのでは、とさえ私は思ってきました。 

  

※まずは、その英国ガーディアンの記事を長文ですが抜粋してご紹介します。 

********* 

2017911日 Guardian 

Regularly using bleach linked to higher risk of fatal lung disease 

  

定期的な漂白剤の使用が致命的な肺疾患のリスクにつながる。 

週に1回以上、消毒剤(漂白剤)を使用した場合、慢性閉そく性肺疾患を発症するリスクが最大32%増加する可能性があることがわかった。漂白剤やその他の一般的な消毒剤の定期的な使用は、致命的は肺疾患を発症するリスクが著しく高まることを研究者たちは発見した。 

 

米国の55,000人を超える看護師の病気の発生率を調べた研究によると、消毒薬の使用が慢性閉そく性肺疾患(COPD)の発症リスクの高さに大きく関連していることが示されていました。 

ハーバード大学とフランス国立衛生医学研究所( Inserm )による30年間の研究では、漂白剤の製品を週に1回だけ使用した人は、32%もの高い確率でCOPDを発症することがわかりました。 

英国で推定120万人が罹患しているCOPDは 、肺気腫や慢性気管支炎など、気道が狭くなっているために空気を肺の内外に移動することが困難になる一連の肺との関連を説明しています。 

英国では年間25,000人近くがこの病気で亡くなっています。これはヨーロッパで3番目に高い死亡率です。 

 

消毒剤の使用は、以前からぜんそくなどの呼吸器系の問題のリスクの増加と関連付けられていました。 ただし、新しい研究は、COPDと『第4級アンモニウム塩』(消毒剤に使われている成分)として知られている特定の洗浄化学物質との関連を特定した最初の研究であると考えられています。 

「消毒剤への曝露がCOPDに及ぼす潜在的な悪影響はあまり注目されていませんが、ヨーロッパの最近の2つの研究では、清掃人として働くことはCOPDのリスクが高いことを示していました」Insermの研究者Orianne Dumas博士は述べています。 

 「以前の研究では、ぜんそくと、家庭での漂白剤やスプレーなどの洗浄剤や消毒剤への曝露との間に関連があることがわかったため、これをさらに調査することが重要です。」とDumas博士は述べています。 

研究者らは、1989年にハーバード大学によって開始された米国の女性看護師に関する大規模研究のデータを分析しました。2009年には、COPDの病歴のない看護師として現在も働いている人を調べ、今年5月まで追跡しました。 その期間中に、663人がこの状態と診断されました。 

 

 看護師の消毒剤への曝露をアンケートで評価し、被験者の年齢、体重、民族など、結果を歪める可能性のある他の要因を考慮しました。 

 

Dumas博士は言う: 

「私達は表面をきれいにするのに少なくとも週に一度定期的に消毒剤を使用する看護師がCOPDを発症するリスクが22%増加したことを発見しました。」  

 

さらに「私たちの調査対象集団では、看護師の37%が毎週表面を掃除するために消毒剤を使用し、19%が毎週医療器具を掃除するために消毒剤を使用しました。」 

 

以上 

抜粋終わり。 

 

 

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