腎を労わりましょう

健康になるために、どの臓器が一番重要か? 

と問われたら、紛れもなくそれは『腸』だと言えると思います。 

「みみず」を見ても分かる通り、腸管しかないような動物もいます。腸が全てだと言っても良いくらいです。 

腸内環境の状態を改善する食のあり方が大切だと言われる所以でもあります。 

 

さて2番目に重要な臓器は?と問われますと 

それは腎臓ではないか、と思うのです。 

解毒は肝臓、排毒は腎臓と言われるように、生命活動を維持する上で、文字通り肝腎は「要」です。 

腎臓は体の老廃物を排出してくれる重要な臓器です。 

「肝心要」とも書きますが「肝腎要」と昔は書きました。 

それは、入り口の門番(肝)と出口の門番(腎)が大切ですよ!!と言う意味でした。 

腎臓は、左右に2個あります。ほぼヘソの高さです。血液をろ過して、不要なモノは尿として排泄し、必要なモノは再利用します。 

1日150Lの血液が流れ込んでいます。ドラム缶1本が180Lですから、その量の多さに驚かされます。80年間には、一体どのくらいになるのでしょう。ドラム缶で約2400本になります。気が遠くなる程の量ですね。 

健康な人の腎臓は、1個で9人分の血液をろ過出来ますので、2個では18人分の血液がろ過出来る事になります。 

 ずい分と余裕があると思いませんか?それが1人分も出来なくなると人工透析のお世話になることになります。 

糸球体という血液のろ過装置は、ナンと素晴らしい能力を持っているかと改めて感謝せずにはいられません。もっと労わってあげて欲しいと思います。 

 腎臓は「糸球体」「尿細管」をはじめ、数多くの細胞や器官から出来ています。その構造の複雑さは脳に匹敵するのではないか、とさえ言われています。 

糸球体は、毛細血管が糸のように絡み合って球状をなしています。そのかたまりは、左右の2個の腎臓合わせて200万個ほどあります。 

 常に血液をキレイに保つことが出来るのは、このろ過装置の優秀さにあります。尿毒症や尿が出なくなる「尿閉」を起こすと、たちまち生命に危険が及ぶことはよく知られていることであります。 

 

今回は、その『腎臓』のお労り方を3つお話してみます。 

  1. 良い『塩』をしっかり摂りましょう。 

  東洋医学の五行説(木火土金水)では『水』の行に塩と腎が配されています。 

  良い塩は、自然な海塩及び岩塩の中から「O-リング」(キネシオロジー)テストで自分に合った塩を見つけ、美味しいと思われる味付けで摂りましょう。 

  1. 食べ物と同様有害なモノがない『マイナスイオンの多い水』をしっかり摂りましょう。 

  量は、本人が自然に飲める量で充分です。 

  マイナスイオンは、ペットや植物が、好むかどうかで判断するのも一つの方法です。 

塩と水で海が出来ています。塩と水が『生命の源』であります。 

『海』と言う文字は、「水」の中に「人」を生み出した「母」なるものと、分解できま 

す。 

そして「うみ」と読み、フランス語では海と母が「ラ・メール」とほぼ同じ言葉 

だそうです。 

  1. 腎臓をもんであげましょう。1回1分。1日2~3回で充分です。 

  左右の手で軽く握りこぶしをつくります。ヘソのところに強めに当てて、第一関節の部分で上下に10cmほどさすりながら、脇腹の方へさすって行きます。脇の方は、自然に第二関節でさすることになります。さらに背面は、第三関節でさするようになります。 

この一周りが約1分でOKです。温かくなって来るのを感じてみて下さい。朝夕2回で疲れやムクミがとれるのを実感できる人が結構あります。 

 

腹式呼吸をしながらするのが理想です。とにかく自分で手軽に出来るものでないと長続きしません。 

 

この腎臓マッサージは、きっとあなたの財産になると思います。 

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