『過去が未来をつくるのではありません。未来が過去を変えるのです。』
一段と強い調子で語られました。
『今から先が幸せなら、過去は全て良いものに思えます』
大切なのは、『今さら』から『今から』ですョ!!
先生の書物は詳しく、読み終えるのが惜しい、と言う最高の読後感です。どれでも良いから読んで頂きたいと思います。
そして願わくは、一度佐治晴夫先生の講演を聞かれると、その声、語り口、表情は本を読みながらも頭の中で響いて、それはそれは心地良いものです。
私は、佐治先生にあるご提案をしました。早く実現したいと思います。佐治ファンの方お待ち下さい!!
芸術、科学(特に数学)、平和論、生命、宗教、マザーテレサの通訳をされた時の話、
ダライ・ラマとの対談、ホーキング博士、松下幸之助、本田宗一郎、鈴木大拙、武田鉄矢、木村秋則、宮沢りえ・・・・
知の巨人にふさわしい薀蓄(うんちく)の原点は、東京で、空襲警報も鳴らずにB29の前の型のB25の爆撃を受け、目の前で二人の中学生が犠牲になった、ところだそうです。
暮れゆく美瑛の薄明かりの中で、先生の目が潤んでいるように見えました。
一瞬一瞬を惜しむように充実した時を過ごし、『明日は晴れるから、また明日』『もし今夜 私の天体防衛でキレイに星が見えたら自宅に呼びますね!!』と。ペンションまでご自分の愛車で送っていただきました。
その明け方 3時8分の胆振東部地震で、北海道は全て停電。もちろん天文台も閉館。やっとの思いで旭川空港からその日に帰りました。
停電でテレビ等からの情報がなく、東京に着いて被害の大きさを知ったのです。
やれる時にやっておく!!!貴重な教訓でした。
佐治晴夫先生は、学生たちに『これをやっておいたら!』と言った時に、すぐに行動する人と、予定があるからと実行しない人と、二手に分かれます。
モノになっている学生は、間違いなく前者ですね!!!と語っておられた。その事がとても印象深く、ドキリとさせられました!!!