経路造血のボンパ血管とソマチッド

大学の研究室で耳朶穿刺血液(じだせんしけつえき)を中心に研究を進めていたところ、血液の中には、赤血球と白血病以外にいろいろな組織細胞の断片、とくに脈管系の断片がいっぱい存在することも判ってきました。末梢血液空間に出現するプラーク(ゴミ)の中に脈管系の断片が多いことにも氣づきました。

そこで、第3の脈管の流れを調べていたときのことですが、北朝鮮のキム・ボンハン博士が「血管とリンパ管以外に第3の脈管”ボンハン管”がある」と新概念を提唱していたことに氣がつき、改めて調べてみました。

その結果ボンハン管の「ボン」リンパ管の「パ」それから「血管」この3つを併せて「ボンパ血管」という概念を私が造ったのですが、これは大変な重要性をもつことになりました。まずは、「ボンハン管」→「リンパ管」→「血管」と言う一連の流れを捉えました。最初に経絡的な性格をもったボンハン管が出現し、時間が経つとそれがリンパ管、リンパ管は時間が経つと血管になる、というわけです。

そこからさらにボンパ血管内のリンパ球が製造される元は何かと調べてみたら、ソマチッドということも判ってきました。ソマチッドは大変な問題ですね。ソマチッドの提唱者であるガストン・ネサン博士を中心にした研究においても、まだ研究途上なのでしょう。

これはソマチッドをシャーレの中に入れてin vitroでどういう変化をしていくのかを見ただけです。

私たちは in vivo(生体内)おける、生命体の中での発展様式を問題にしているのであって、試験管の中でどう変わるかは関係ないのです。私どもの身体の中におけるソマチッドと言うものは、ボンパ血管の中で『吸氣成長する』ことによって、その姿を変えていく。ソマチッド→リンパ球→赤血球 というように。ソマチッドが融合してリンパ球になり、そのリンパ球がヘモグロビンを含んで赤血球へと変わっていく。そして赤血球になれば、身体の細胞に変わっていく。我々の身体の細胞というのは、赤血球から発展して造られているのです。

以上の事柄は、極めて重要な視点であり、考え方です。しかも現代西洋医学の基礎理論の中で完全に欠落している考え方です。ガン細胞とは、赤血球あるいはリンパ球が寄り集まって「通常の体細胞が造られる代わりに」ガン細胞が造られたものです。その作業は多分、末梢血液空間の中で行われているはずだ。というのが森下理論であります。時間がまいりました。ご清聴誠にありがとうございました。

以上、学術的な内容ですのでそくっり転載させて頂きました。
現代西洋医学がふっとんでしまうような強烈な問題提起だと思います。

もっと深く学びたい方は、『森下自然医学』2017年9月号にもっと長い持ち時間の講演内容の記事があります。
さらに、船瀬俊介著『STAP細胞の正体-再生医療は幻想だ。復活!!!千島・森下学説』(花伝社刊)に詳しいのでお薦め致します。

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