「大和撫子のからだづくり」に学ぶ!!

 1011日は「国際ガールズ・デー」ということで新聞、テレビで『月経』(いわゆる生理)についての特集がありました。それらをみていてあまりにも不自然な「医学情報」がミスリードしている危惧を感じて今回取り上げてみました。 

 自然な生活をしていると『月経』は2.5日で終わり、痛みは全くありません。経血は溜めておいて、トイレで出すことが出来ます。いわゆる『月経血コントロールが』(「女は毎月生まれ変わるーーーからだと心が元気になる『月経血コントロール』ゆる体操」高岡英夫、三砂ちづる共著。ビジネス社。20047月初版、1000円税別)に詳しい。 

  

 高岡先生は、2004年当時で書籍50冊ですから、今ではどのくらいでしょうか? 

 生理があるから女性は素晴らしいとも言えます。私たち男性は女性に立ちうち出来ない、とさえ思い知らされます。 

 宇宙の秩序に則った生活(マクロビオティック=食養的生活)をしている女性たちの実態は、生理もお産も全く痛くないのです。あれ程苦しかった生理痛がウソのようです。2週間もあったのが本当に2.5日でピタッと終わります 

 それが有害なシャンプーを1回使っただけで激痛がぶり返すのですから恐ろしいものです。と、お話してくれた人のナンと多い事か。(女性は毛染め、シャンプー類の影響をモロに受けます。頭頂部の髪は女性ホルモンとの関わりが強く、男性が頭頂部からうすくなるのと関係があるのと同じです) 

 

 もう一人の著者、三砂(みさご)ちづる先生がまたオモシロイ!! 

 私はタイトルに惹かれて購入したのですが『オニババ化する女たちーーー女性の身体性を取り戻す』光文社、720円(税別)2004920日初版)3ケ月で7刷まで売れているので光文社新書だと、発行部数は多いと思いますからベストセラーの一冊と思いますが、あまり話題になっていないように思えます。 

 とにかく『国際ガールズ・デー』に全国の小・中・高・大学生の女子に厚生省や文部科学省はプレゼントしても良い本です。(する訳ないか・・・・) 

 では一冊目の『女は毎月生まれ変わる』より、抜粋してご紹介致します。 

 

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『月経血コントロール』でからだはどうかわる? 

★生理がわずか3日間でピタッと終わる 

★自分の排卵日がわかるようになる 

★痛みなど、月経のトラブルがなくなる 

★いまよりも、体調がグッとよくなる 

★姿勢がよくなり、健康的にやせる 

★やさしく、明るい性格になれる 

★成績や仕事の能力があがる 

★一本筋が通った強い人になれる 

★美しく、しなやかな体になれる 

★血液・体液の循環がよくなり、美肌になれる 

★自分のからだを自分で管理できることで、自分のからだに自信がもてる 

  

「月経血コントロール」は、子宮と膣奥はゆるめて、膣口だけを引き締め、引き上げることで、膣奥に月経血をプール(ためる)し、トイレで、膣口を開きながら腹圧をかけて排出するということ。 

 女性ならば誰でも、正しい方法さえ知れば、ほんの少しのトレーニングでできるようになります。月経がくるたびに、からだにしっかりと変化が感じられるでしょう。まず、いままで苦しんでいた月経の悩みが消えます。また、おいおい詳しく述べていきますが、そればかりではありません。からだや肌、心にもたくさんのよい効果をもたらし、いまよりも数倍美しく生まれ変わることができるのです。 

 さまざまな原因があって、とにかく月経がいやな人、わずらわしいと思っている人は、月経がなくなればいいと願う前に、自分のからだとしっかり向き合い、「月経血コントロール」をはじめてみましょう。 

 

==まえがき== 

 この本は「月経血コントロール」について、運動科学研究者である高岡英夫先生と、女性のからだに関わる疫学研究者である私が、共同で書いた本です。 

 ひと昔前の日本女性が持っていたからだの知恵を現代に生かすことができないか、という試みの、いわゆる実践マニュアルです。 

 皆さんは「月経血コントロール」と聞いたとき、どう思われたでしょうか? 

「何それ?」「信じられない?」とびっくりされましたか。「まさか」「できるわけない」と首を横にふったでしょうか。それとも「授業中や仕事中に血がモレないかと心配だったので、ぜひやってみたい」と興味をもっていただけましたか。 

 いろいろな印象を持たれるのは当然でしょう。なぜなら、現代に生きている女性のほとんどは、月経血は自分でコントロールできるものではなくて、ナプキンに垂れ流して当たり前だと思っているからです。なかには、まるですい星のごとくあらわれた、新しい運動法や、少しあやしい健康法のように思っている人もいるかもしません。 

 

 この「月経血コントロール」は、実はそんなにびっくりするような、あるいは、画期的なものではないのです。いま、95歳以上くらいの日本女性の多くが、自然に行っていたことです。簡単にひと言でいうなら「月経中は下半身を自分で締めて、月経血をため、一定の時間をおいて腹圧をかけてトイレなどで出す」ということです。下着をつけず、着物を着て、姿勢を正して正座し、しゃがむ姿勢の多かった日本の伝統的な生活の中では、自然にできていたからだの所作なので、あえて言語にされていなかったものです。ことさら言葉にする必要もなく、きちんと伝えられていたのでしょう。 

 しかし「月経血コントロール」という言葉にはなっていませんでしたから、時代は変わり、着物を捨て伝統的な生活が消えると同時に、多くの女性からも忘れられてしまったのです。いま、現代女性が生活スタイルを昔の時代へともどすことはできませんが、あらためて言葉にして「身体トレーニング」として、この知恵を取り戻したいと思います。 

 私としては、若い世代の皆さんに興味を持っていただいて、より健康で楽しい生活のための知恵のひとつとして、友人から友人へ、母から娘へ、そして先の世代から次の世代へ、伝えられていくことを願っています。【三砂ちづる】 

  

PART1】快適なからだをつくる「月経血コントロール」とは 

  • 「月経血コントロール」でからだは美しくかわる

 ・からだや月経についてのさまざまな悩み 

 ・あなたのからだは若いのに、衰えている!? 

 ・子宮はゆるめ、股は締めるのが正解 

 ・私たちがいる社会もこり固まっている 

PART2】毎日10分で効果があがる「月経血コントロール」ゆる体操 

  • 誰にでもできる「月経血コントロール」

 ・「月経血コントロール」のゆる体操はこうして生まれた 

 ・大切なのはからだをゆるませること 

 ・ゆるの効果を実証する科学的データ 

 ・ゆるませる場所と引き締める場所 

 ・“ただ締めるだけ”は絶対やってはダメ!! 

 ・休日には着物を着てみよう 

  • 今日からはじめよう!「月経血コントロール」のゆる体操

 ・緊張感やストレスから体を解放する・・・・胸フワ背フワ体操 

 ・子宮や卵巣もとろとろにゆるめる・・・・下腹フワ腰フワ体操 

 ・腰と下腹部の内側をゆるめてときほぐす・・・・腰モゾモゾ体操 

 ・番外編!授業中や仕事中にできる・・・・座骨モゾモゾ座り 

 ・“息ゆる”とよばれる呼吸法・・・息ゆる体操 

 ・眠っている骨盤底筋肉群を活性化させる・・・すねブラブラ体操 

 ・スタイル美人に重要な大腰筋も鍛えられる・・・・ひざコゾコゾ体操 

  • 「月経血コントロール」マニュアル

 ・トレーニングの効果を高めるには 

 ・さぁ実践!月経がきたらどうする? 

 ・「月経血コントロール」についての素朴な疑問 

PART3】「月経血コントロール」でからだの知恵をとりもどそう 

  • 妊娠・出産は楽しい。月経はもっと楽しい

 ・妊娠や出産、月経は苦行ではない 

 ・月経でからだは毎月生まれかわれる 

 ・人間が本来持っているからだの力を取りもどすには 

  • 月経はいやなもの?なくなればいい?

 ・月経はこわいものでも病気でもない 

 ・月経はどんな出来事でしょうか 

 ・なぜ「月経血コントロール」が必要なのでしょか 

 ・月経血の垂れ流しは尿モレと同じこと 

  • 「月経血コントロール」がもたらすからだへの効果

 ・「月経血コントロール」の講座で女性たちが学んだこと 

 ・生理が快適になり、3日でパッと終わる 

 ・着物から洋服の文化へ 

 ・自分のからだを知る 

PART4】女性のからだが男性よりすぐれている、これだけの理由 

  • 「月経血コントロール」とセンターの形成

 ・すぐれた身体の意識である“センター”とは 

 ・「月経血コントロール」でセンターが形成される 

 ・三層構造のセンターが、強く美しいからだをつくる 

 ・センターが形成されると生き方もかわる! 

PART5】「月経血コントロール」でからだが美しく変化した女性たちの体験談 

 ・生理がすごく楽になった!なんだか「爽やかな感じ」 

 ・月経不順が徐々に解消され、肌もきれいになったみたい 

 ・最初は少しとまどったけど、からだにはしっかり効果が 

 ・座談会 体験して良かった!こんな変化があった! 

 ・運動科学総研で開講されている大和撫子のからだづくり講座とは 

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阿部一理 記 

大変引用が長くなりましたので、2冊目「オニババ化する女たち」の紹介は略します。 

この本の帯にあるように 

とにかく抱腹絶倒の目からウロコ!の本である・・内田樹(神戸女学院大学教授) 

私阿部一理は思います。三砂ちづるさん(津田塾大学教授)を知らない女性は、人生を半分損をしていると・・・・ 

 国立保健医療科学院に勤務されているのですから、もっと知られていいのではないかと、切に思った次第です。 

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