「月の不思議」その3 農業との関わり

何と言っても農業は月の影響を大きく受けます。新月伐採もその一つで、本当に虫がつきにくく燃えにくい木造の家が建てられるそうです。ただし、低温乾燥でないと木の酵素が死んでしまうので要注意だそうです。『樹と人に無駄な年輪はなかった』(三五館・伊藤好則著)45℃で乾燥した木材のスバラシさを知っていただきたいと思います。そして健康住宅のために『ホウ酸で長寿命住宅をつくろう』(ココロ刊・岩月淳著)も合わせてご推薦致します。

庭の木の剪定、雑草退治、芝刈りは新月に向けての「排泄力」や「解毒力」が増すこの時期に作業すると良いようです。逆に「吸収力」「補給」「摂取」が増す満月の時期が種まきに適しているようです。『月と農業』(農文協 ハイロ・レストレポ・リベラ著)がスバラシイ!!!

■第三章「月齢が植物に及ぼす影響」から少しご紹介します。

  1. 太陽が地球に及ぼす引力以上に月の引力が地球に及ぼす影響は明白であり、その中でも地上の液体に与える影響は顕著である。
  2. 月のやわらかい光が地中に射し込む深さは、陽の光とは比較にならないほど深いとされる。
  3. 新月から満月に向かう時期は、どの植物でも光合成が盛んになり、とくに新月から三日間にそのピークが来る。
  4. 月が満月になる過程では、計画、補助、生産、吸収、吸入、活力の維持、増強が促される。逆に、月が新月に向かう過程では、浄化、汗を乾かし、あるいは汗をかき、発散し、活動とその力の消耗を導く。
  5. シュターナーの1924年のバイオダイナミック農法についての初公演「月光と雨の関係」は興味深い。
  6. アリストテレスは紀元前4世紀に「地中海で獲れたウニは、満月の時にもっとも性成熟し、味もよくなる。」
  7. 上弦の月と満月のときに巣箱の土中奥深くに届く微量の光は雄雌両性具有へのマッサージ的役割(性的刺激)を果たすと共に、繁殖も助長する。
  8. 播種(はんしゅ)するのは月が膨らんでいくとき(新月から三日月~満月の3日前までの、水分が地上部へ拡散する時期)がよいとされる。特に満月の2~3日前までに播種を完了するのがよいと過去からの言い伝えにある。
  9. また、十八夜(満月後3日~新月の最初の3日間、水分の下部へ拡散時)には地下に育つ野菜などを播種するとよい。
  10. 長期間貯蔵する穀物は十八夜から新月の初め3日間の間に収穫するとよい。

最後に、新月と満月の時に小豆をご飯に食べるのはステキな習慣です。小豆の秘密を知ると女性に良いことが一杯あります。「月と小豆とお姫様」と言う本を書きたいと思っています。その構想の中から一つ。陣痛が始まって、もういつ産まれても良いというタイミングの時に乾燥した小豆を七粒丸呑みすると、「あら 不思議」スポンと産まれます。高齢出産の方があまりの安産に産まれた女の子に「小豆(あずき)ちゃん」と命名された方もいました。

「「月の不思議」その3 農業との関わり」への1件のフィードバック

  1. 今回のメルマガとても興味深く読ましていただきました。家庭菜園で播種や育苗などやっているので、月との関係とても役にたちます。また、先人達の知恵にも驚かされます。本当に無駄なく理にかなったことを行ってきたのだと痛感します。

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