現代医学の最大の盲点とも言える『塩分制限』の大合唱に、辟易(へきえき)しているむきの方には、実に痛快な内容です。
塩は摂りすぎると高血圧をはじめ様々な病気になるといわれていますが、塩の過剰摂取についてはいかがですか?
減塩にした方が良いという肉食人種的風潮がありますが、それは大きな間違いです。
塩分の主な成分元素であるナトリウムには組織を引き締め、内臓機能を賦活する働きがあります。
血管の収縮や膨張などの反応が活発になるのです。それによって心臓の収縮作用は緩徐になり、心臓の実質的な働きは強化され、呼吸回数は少なくなり深くなります。また、発汗や利尿を促し、筋力は強化されその働きを活発にします。このような作用によって足腰もしっかりしてくるわけです。
世界には、投獄された犯罪者に塩を与えず、それによって身体が弱ってきて思うように動けないようにするーという罰則もある、と聞きました。それくらい塩を与えないということは、人間の生命にとって重大なことなのです。
―――(中略)―――
いのちの源は海から
およそ46億年前、私たちの住む地球は誕生したといわれています。地球上には大氣と原始海洋が誕生し、生命誕生の条件が整ってきました。そして原始生命が海の中で生まれ、それから約30億年にわたって海中での生命進化が営まれていきます。
その間にも地球の表面は雨水に洗われつづけ、土壌中の重要な元素が海中に流れ出し、地上や海中でも様々な変化を伴いながら、海のミネラルは現在のバランスになっていきました。そして今から約5億年前、生物の進化は脊椎動物の段階にたどり着き、その中の一部がさらに陸地に上陸しました。そのときに、生命は、海水を体液(血液)として自らの体内に抱きこんだのです。
海水の中には、60種以上の生体ミネラルが溶け込んでおり、そしてこれは、血液のイオン組成と非常に似ているものです。その海水から作られた自然塩に含まれる各種生体ミネラルは、それぞれに人間の身体の内臓組織と親和性を持っていると言われています。
例としては次のようなものがあげられます。
・亜鉛―脳下垂体、生殖腺
・モリブデン―脳全体
・バリウム―眼球、網膜
・クロム―脳下垂体
・ニッケル―膵臓
・カドミウム-腎臓
・リチウム―肺
・ストロンチウム―骨
・硼素(ほうそ)-脂肪組織
・コバルトー血液、筋肉
・銅―肝臓
・鉄―腸粘膜
このようなことからも、生体ミネラルは内臓諸機能にとって決して切り離すことができない必要不可欠なもので、欠乏した場合には、本来の機能が成立しません。前述の食塩の多様な作用も、ナトリウム(Na)と塩素(Cl)が結びついた化合物、即ち塩化ナトリウムだけの単独作用ではなく、
自然塩が作られる過程で『強力な還元作用を持っている生体ミネラル』を逃がさず含有することによって、さらに大きな効果が期待できるのです。
―――(中略)―――
理想の『正塩』とはー
森下会長によれば、塩は本来、四次元世界の氣(生命エネルギー)を捉える仕掛けになっているので、自然塩そのものはどれも氣が高く、精製の過程で元素成分が取り除かれると、氣もまた抜けて死んだ塩になる、とのことです。
では、天然自然に作られた塩だけが、すべての人体の生理に適った自然塩といえるのでしょうか。長寿郷調査では、岩塩(高氣能値)を日常的に摂取するグルジアの百歳以上の長寿者と岩塩との相性は、100点満点で93点と高得点です。しかし、天然の海水塩との相性は、45点と低い結果が出ています。
****以下 阿部一理の提案****
自然な塩の中でも、あなたの体質、体調に相性の良い塩を見つけてほしいと思います。
O-リングテスト等の筋反射によって見つけるのも一つの方法です。
直接講演会場に足をお運び頂くなど、お問い合わせ頂きたいと思います。