『認知症』という言葉は、病名ではなく「症状」を指しています。
「脳の細胞のほとんどが、加齢とともに減少していきます。
『海馬』だけは、特別に年齢を経ても細胞が増え続けていく特殊な部分があることが近年わかってきました。
つまり、生活習慣次第で「海馬」の一部は一生、生まれ変わることが出来るのです。」医学博士(脳科学専門医)の山嶋哲盛氏より
脳や体をさびさせないためには、酸化を抑える成分の含有量が多い油を選ぶことです。
油は「生鮮食品」として扱う。封を開けたらひと月で使い切りましょう。
一度加熱した油は、絶対に再利用をしてはいけない。
目に見えなくても、加熱後の食用油は必ず毒素が存在している。
青魚(イワシ・サバ・サンマ・ニシン・アジ・マグロ)で脳血管系の病気を予防、改善する。
これらの魚は、寒流で育っているので冷たい海水でも血液が凍らないように、低温でも固まりにくい特殊な脂肪酸を細胞膜の中に大量に含んでいる。
つまり人が青魚を食べると、ヒトの細胞膜も自ずとサラサラになります。
細胞を構成する要素のかなで重要な働きをするのは「細胞膜」です。
細胞膜は、細胞内に栄養や酸素をとりこむ役割をしています。
細胞膜が新鮮でみずみずしいと、ヒトの脳と身体は健康に保つことが出来ます。
細胞膜は主に、リン脂質を主体とする「脂質」と「タンパク質」「コレステロール」で出来ています。脂質をハイレベルにすると健康を保つことが出来ます。
※以上 山嶋先生の説明を抜粋してご紹介致しました。
逆に、「サラダ油」や「マーガリン」「ショートニング」を使用っている食品は摂らないようにしましょう。
マーガリンをはじめ マヨネーズ、サラダ・ドレッシングのような『高リノール酸食品』が家庭や学校給食で大量に使われることになってしまったのでした。
『バターよりマーガリン』という間違った栄養学が常識とされた時代がずーっと続きこの40年間で日本のリノール酸摂取量はなんと3倍以上に増加しました。
リノール酸の過剰摂取は脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めたり、促進させることになり、ガン細胞の増殖を促してしまうとも言われて来ました。
ガンも一種の炎症であると最近言われ出しております。
さらに、アトピー性皮膚炎や乾癬なども現代人のリノール酸過多の食事によって『オメガ6体質』になって高炎症体質になっているとも考えられます。
結論として、魚に豊富に含まれているオメガ3の脂肪酸である DHAやEPA を摂取したり、フラックスオイル(亜麻仁油)・シソ油・ヘンプオイル(麻の油)などを積極的に取って欲しいものです。
その時にオメガ6を減らさないと全体的に『油の取りすぎ』になってしまいますので要注意です。
次回は、「サラダ油」についてお話いたします。