「顔による健康・病診 その2」大森英桜先生

大森英桜先生による『顔による健康・病診』

宇宙法則からみた発生学と人相法

  • 手足が2本あるワケ
    中胚盤は身体の真ん中で、一番陽性です。太陽系でも原子の世界でも、一番陽性なものが真ん中で中心に位置します。心臓を作ったエネルギーはさらに下に向って進み、先端で群がって脾臓を作ります。脾臓は背中の側に出来ます。さらに下降して末端で弱まり左右に分かれます。くるくると隠れて腎臓を二つ作ります。これがさらに二つの方向に分かれて下へ進み二本の脚をつくります。下から上がってきた陰性のエネルギーが左右の肺を作り、そこから二つの方向に分かれて二本の腕が出来るのです。
  • 指はなぜ5本あるのか?
    中胚盤は、一番陽性です。最も強いエネルギーが中指になります。心臓・腎臓・脾臓等の血液や血管に関する循環器系統が現れます。上胚葉(陽性)のエネルギーがやや弱く斜めに進むと小指になります。さらに分かれて薬指になります。よって小指や薬指は上胚葉で出来るので臓器を命令する神経系を表します。下胚葉(陰性)のエネルギーも斜めに進み一番太い親指となります。さらに末端で分かれて人差し指となります。よって親指と人差し指は下胚葉で出来ているので消化器官を示します。
  • 手相の主線は3本?
    生まれた赤ちゃんの手を見ると主線3本しかありません。感情・頭脳・生命線の3本です。感情線が循環器系 頭脳線が神経系 生命線が消化器系を表しているようです。

余談

漢方に脈診という診断があります。最初軽くスーッとあてて一番上の脈が浮脈。(心臓)それからちょっと力を入れて中脈。(腎臓)さらにグット強くとって一番奥の方で沈脈。(肝臓)と脈でその部位の「虚」「実」を診ているようです。

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