「合成化学物質で、地球や人体を汚さない生活」を提唱して53年が経ちました。
それにしても地球や人体の持つ浄化能力は大したものです。微生物やミネラルや周波数が浄化をやってくれます。しかし、度を越した合成化学物質の氾濫は複合汚染を引き起こし、後戻りが出来なくなります。
かつてオゾン層が破壊されたニュースで『直しに行くことが出来ないモノを壊すのは止めましょう!!』と叫んだ少女の一言を思い出します。
私は今『飢えない、病まない』と言うマクロビオティック的な生活の提案に
『汚さない、殺さない』を追加して、大きな4項目を声高に叫びたいと思います。
今回は、その中でも3番目の『汚さない』に焦点を当てて、マイクロプラスチックを取り上げます。
2050年には、
地球の海の魚全体よりも、マイクロプラスチックの方が重たくなる
と聞いて、思わず『ウソでしょう!!』と叫んだことを思い出します。
5ミリ以下のマイクロプラスチックを魚たちが食し、その食物連鎖の帰結として人間が食べて生存を脅かすことになると言われて来ました。
さらにナノマイクロプラスチック(1,000分の1ミリメートル)の小ささになると、血液の中に入って動物たちの体内のどこにでも運ばれてしまうと、言うのです。
令和6年3月21日の中日新聞の一面トップの記事が
===人の血液からプラ微粒子―国内初・臓器に有害も===(東京農工大分析)と言う見出しでした。
全文をご紹介致します。
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国内で複数の人から採取された血液に「ナノプラスチック」と呼ばれる直径千分の1ミリ以下の極めて小さなプラスチック粒子が含まれていることが、東京農工大の高田秀重教授らのグループの分析で明らかになった。
このうち1人を詳しく調べると血液や腎臓、肝臓などから、プラスチックに添加する紫外線吸収剤やポリ塩化ビフェニール(PCB)という有害化学物質も見つかった。
人の血液中のナノプラスチックはオランダで検出例があるが、国内では初めて。含まれてる有害化学物質を同時に検出した報告は世界でこれまでなく、人体への蓄積の実態が示された。
ナノプラスチックは広く環境中に存在し、粒径が大きなものと比べて体内に取り込まれやすく、生物への影響がより強いとされる。分析技術の向上で、近年検出が可能になった。
高田教授は「プラスチックの微粒子が有害化学物質を体内に運び込んでいる」と指摘。
検出量はわずかで直ぐに影響が出るレベルではないとしつつ
「これらの化学物質は環境ホルモンだ。摂取量が増えたり長期間蓄積したりすれば、生殖作用などに影響を与えることが懸念される」とした。
研究グループは、2023年に検査用に採取して残った血液や組織11人分を分析した。筑波大の「つくばヒト組織バイオバンクセンター」に保存されていた検体を、倫理ガイドラインに沿って提供を受けた。
このうち4人の血中から、発砲スチロール原料などに使われているポリスチレンの超微粒子を検出した。量は血液1g当たり40~55ナノグラム(ナノは10憶分の1)だった。
同時に検出された紫外線吸収剤は、プラスチックの劣化を防ぐための添加剤。
PCBは着色に使う顔料に含まれる不純物の可能性が高い。
■ナノプラスチック■
プラスチックごみなどで壊れている直径5ミリ以下の粒子「マイクロプラスチック」のうち、一般的に直径が1マイクロメートル(千分の1ミリ)以下の粒子のこと。
近年、分析技術が向上し、河川水や海水、生物の体内などから、さまざま種類のナノプラスチックが検出されるようになった。直径が大きい粒子に比べ、呼吸器や消化器を通じて血液中にまで入りやすく、粒子として影響やプラスチック中に含まれる有害化学物質の影響がより大きくなることが懸念されている。
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阿部一理 記
レイチェル・カーソンの『沈黙の春』から約30年経って出版された
『奪われし未来』(翔泳社、1800円税別、コルボーン、ダマノスキ、マイヤーズ共著)は、
1997年の初版の帯に
「ダイオキシンやPCB、DDTが体内に入るとホルモンのはたらきを攪乱してしまう。その結果人類はもう、子孫を残せない!?」とあります。
さらに
巣をつくらないワシ、
孵化しないワニやカモメの卵、
子を産まないミンク、
アザラシやイルカの大量死、
そしてヒトの精子数の激減。
地球を襲う『生命の衰退』の背後には何があるのか。さまざまな分野の研究、調査の結果を一つにより合わせると、恐るべき事実が明らかになる。現代文明がもたらす脅威は、がんなどの病気を誘発するだけではなく、より目に見えないかたちで生命の根源を脅かしているのだ。合成化学物質の危険性と生命の謎に迫る科学ドキュメタリー。
とあります。
地球も人体も汚染の限界点に達し、悲鳴をあげています。まぎれもない私たち地球人が汚し続けて来た報いを受けているのです。
楽しければいいんだ・・・眉間にシワを寄せて、シンキ臭い顔をするのは止めて
サァ!!飲めや歌えのバカ騒ぎ!!
チョット立ち止まって、これでいいのかと考えて欲しいのです。
宇宙人や神様に頼る前に、一人ひとりやることがあると思いますが・・・・
人間の無能、低脳さにアキれるばかりです。
環境問題は待ったナシです。
この50数年、私はナニをボーッとしていたのか。取り返しのつかない貴重な半世紀が実にもったいないと猛省しています。
最後にもう一度言います。
『飢えない、病まない、汚さない、殺さない』と!!!!
いま日本の食環境は最悪になってきています。昨年の暮れから特に輸入小麦・大豆を利用した食品んはとんでもなくバランスが悪くなってきています。パンなどは食べられたものじゃない・・というほど悪化しています。私の測定法では∓0(健康体、薬草・薬木)を基準として診ると-83(-8が癌細胞)と考えられない数値に反応します。私自身はゼロバランスで10の68乗とまさに健康体ですが、このまさに健康体の日本人はごくごく少数と思われます。「日本の再建は食から!」日本人には体が喜ぶもの健康になる食品を提供しなければまともにはならないでしょう! 健康な日本にするには残留農薬の基準値や食品添加物の使用等などを厳しくしなりません。プラスチックの使用も元をなくさなければ解決しないと思われます。田んぼの畔にもプラスチックのポイ捨てが多く見受けられます。加えて温暖化は年々進む一方です。世界のリーダーは今だけ・金だけ・自分だけの考えから子供たちの子供たちへ青い綺麗な地球を残せるように努めてもらいたいものです。同じ地球人として大馬鹿な戦争や争いごとをしている場合ではありません!