わずか二週間で魚の稚魚の形から人の形へ人間の生命の発生過程(胎児の進化)です。
「むすび」誌2004年2月号の「化学物質と環境」千葉大学大学院教授 森千里氏(当時)より
最初は1個の受精卵。受精後38日目の胚子は1㎝の大きさ。
52日目で3㎝位。もう人の格好。
人が受精後、無事に生まれてくる確率は4割以下。
いろいろな環境因子によるものと言われています。
有機系の化学物質が出来たのは1850年前後。
1990年の時点で約1000万種が作られ登録。
2002年になると4500万種になり、わずか12年で4.5倍の新しい化学物質が作られている事になる。
最近問題となっている環境ホルモンと呼ばれる化学物質が、容器等の原材料に使われると「油と熱の要素」で溶け出すらしい。思わないところから食べ物に移る。
環境ホルモンのヒトへの影響としては
- 生殖器としては→精子が減る。「尿道下裂」という先天異常が増える。精巣ガンや乳がん・子宮内膜症が増える。
- 免疫系としては→アレルギーやアトピーのお子さんの増加。
- 神経系としては→IQの低下。多動症。精神神経発達の遅れ
対策として
- 人の体の中に化学物質が入るのを少なくすること。
- 化学物質が体に入って蓄積されている量を減らすこと。
「昔の生活に戻りましょう」と言う訳ではなく
- 化学物質のリスクと利益を理解して、特に胎児にはリスクが多いことを理解してもらう。
- 次の世代に対する責任と義務が今の人にあることを認識して欲しいと。そこで問題は人材の育成。教育が大事!!
要約 阿部一理
※今の世の中化学物質を避けて生活は出来ないですが化学物質の正しいリスクの情報を得て、胎児は自分の意志でリスクを背負うこと、リスクも削減出来ない事を考えて生活をして行きたいです。