塩について(海の塩と岩塩)

先日のKAN料理講座(重ね煮料理)で、海の塩と岩塩で今の自分にあったお塩をOーリングテストで診てみました。

海の塩は、こだわりの塩でしたが、大半の方が岩塩が良いと言う結果でした。

※岩塩は、海底の地殻変動のため隆起するなどして海水が陸上に閉じ込められ塩分が濃縮し、結晶化したものです。長い年月を経て「にがり」が抜けているのが特徴の一つです。。

塩という漢字は・・・・

人と口と皿と土から出来ていて
「人 が 口 にするために 皿 に盛られた 土 」と分解する事ができます。

『人間は「腎臓」から死んでいく』

森下自然医学 No594 2015年12月号より森下敬一先生の言葉をお借りして、少しご案内致します。

塩は生命維持に欠かせない食べ物(元素)です。体内で作り出すことは出来ません。

塩分は動物の細胞の浸透圧を一定にし、細胞を正常に維持したり、人間の血液のPHを一定に保ったり、栄養吸収、味付け、食欲増進に必要不可欠なものです。

海に生まれて海に死ぬとして、陸の上に這い上がった動物たちの生命体の宿命として、身体の末端の細胞に海の条件を与えているのです。

そのために、だれもが腎臓が特に酷使されるのです。

血液がろ過されて元尿が出来ます。

海の環境を末端の組織細胞に与えるために、水と塩が必要です。

海にいる魚は、元尿そのものを出すので水の再吸収の必要がありません。

魚の腎臓が負担が軽いと言うわけです。

シルクロードは「絹の道」で有名ですが「塩の道」と言ってよいくらいです。

シルクロード沿いのバザールでは、塩が相当売られています。

例えば「タクラマカン砂漠周辺」では長寿郷があり、一番長寿率の高いのは、塩を沢山摂っている「ホータン」と言う街です。

彼らの主食「ナン」を焼くカメの横には飽和食塩水があり、この飽和食塩水で粉を練り上げカメで焼くと言うのです。

塩というのは、色々な意味で大変なパワーを持っている食材です。

塩が生命です。 神社のお祭りやお祓い、土俵の塩まき。

腎臓を傷める原因は塩でもあり、また、腎臓を治すのも塩です。

森下先生のお言葉の「細胞に海の条件を与える」

今のご自身の体調に合わせた塩を選んでお摂り頂きたいです。

※今は海の塩の成分の一部でもある「にがり」の害を、気にかけております。

「お豆腐」等に「にがり」が含まれております。

海の塩に、岩塩を混ぜて使うことも良い方法と思います。

昔のお塩は、「叺 かます」と言う容器に海水を入れて

長い時間をかけて「にがり」を抜いた塩を食用としていました。

余談

「口」に「八」で、「叺」かます。

厚いむしろの袋で、塩を入れておくと自然に「にがり」が
少しずつ抜けたものです。

「口」に「十」で、「叶」かなう。

十まで入る事が可能です。

「口」の「十一」で、「吐」はく。 

食べ過ぎに注意ですね!!

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