生まれ故郷の網走には、立ち寄らないでの、この度の北海道の3日間でした。
花岡昭治先生の植物用肥料の『Nパワー』と動物用飼料の『天恵力(てんけいりき)』の使用状況視察が主たる目的でした。
6月22日(月)羽田からの一番機(コロナ影響で大幅な減便のため)で13:50帯広空港着。
開発者の花岡氏と実証研究者の長谷川豊先生の出迎えを受けて、本別町役場に約一時間で到着しました。
町長を中心に花岡式農業とゴミを最高の資源に出来る夢のような環境改善法、に実践計画の話を拝聴することが出来ました。
1)帯広から本別町へ
その後本別町の高橋正夫町長の自宅にて懇談。
本別町は、天恵力を使う大規模な酪農家、肉牛農家が3戸ありその糞尿を畑作農家に提供し土壌改善する方法を計画実施中で町をあげて農業の成功を目指している。
6月23日(火)
1)本別町から浜頓別町へ移動。
放牧酪農は、自然に近い飼育であり牛も、ストレスがなく飼育されているが、さらに上を目指した経営で2020年4月に天恵力を導入し、一段と大きな成果を出している。
2)浜頓別町から豊富町へ移動。
豊富町の大田牧場の酪農家の特徴は、天恵力を飲み続けて20産(通常は4~5年のお産でお終い)の母牛がいる。また、双子が多く生れ母子共に健康である。糞尿は全て牧草地に還元するため土地が肥沃でそれを食べている牛は、すこぶる健康でほとんど獣医師の手を煩わせない。牛の健康を考えて、乳量はあまり多く搾らないが、経営的に安定して近隣の手本でもある。飼料代が30%減らせたこと、病気をしないこと、牛にストレスがないこと、そして何と言っても臭くないことに衝撃を受けました。
6月24日(水)
1)豊富町から士別市へ移動
士別市の菊地農場は、大規模農家で、今までの化学肥料、農薬を使った経営に不安を抱き『Nパワー』と『天恵力』を導入した経営に2年半ほど前から変身している。
家畜がいなかったために近隣の小泉牧場に依頼して、乳牛の牛に天恵力を飲んでもらい糞尿を確保している。
菊地農場で花岡式の野菜の栽培をしている。一例を上げると、トマトが出荷する頃には糖度が『10°』を超え、遅い出荷の一番上質のトマトは、なんと『11°から12°』になると、言うのです。これは、もう野菜ではなく果物ですね。
==奥様談==
この『Nパワー』で一番驚いたのは、連作すればするほど、良い作物が取れるという事です。現代の農業の常識に、まるっきり反している事でした。
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さらに近隣の佐々木牧場は、フリーストールの大規模な牛舎で糞尿の処理に不安を抱き、菊地農場に糞尿を引き受けてもらうために『天恵力』を使い、最近その良さをしっかり理解出来るようになった。
*****まとめの感想*****
花岡先生は、大雪山のふもとで50年の農業実践の結果。
新たな微生物の投入を一切止め、今いる土着の微生物がより健康に育つための栄養水(Nパワー水)を与え、数日で土がよみがえり、植物が見違えるように元気になる。牧畜と言う条件が合いえば、天恵力を飲ませた牛糞、鶏糞などの動物の糞尿を、たい肥として使えれば、土質改善は非常に簡単です。
江戸時代のように、人糞が使えれば最高とも語っておられます。
あくまでも花岡式の動物たちの腸内微生物の理想的な状況を前提としての話です。たった3日で変わるのです。
この動物の糞尿を使うことに抵抗のある自然農の方たちも多く居られますが『天恵力』を飲ませた牛の糞が、わずか3日で臭くなくなり、即肥料として畑に撒けるのです。もちろん硝酸態窒素の問題もクリアー出来ての話です。
私は、このたび乾燥した牛糞を少量頂いて参りました。皆様に臭いをかいで頂だり味わって頂だくことも可能です。
世界の農業が、文字とおり楽農(ラクノウ)に変わる革命が起こせることに感動が止まりません。