令和3年9月24日(金)映画『MINAMATA』を観ました。
私にとって公害運動の原点となった熊本県水俣市の現・チッソ株式会社 メチル水銀による大事件です。
映画は、伝説の写真家ジャーナリスト・ユージン・スミス氏の水俣物語です。ライフ誌の表紙を飾った水俣病の母娘の入浴写真は、世界に衝撃を与えたのでした。
氏は、50年前の1971年に水俣の地を踏みました。私 阿部一理も丁度その同じ年、マクロビオティックと公害運動に身を投じたのです。
水俣病は、
1953年 水俣市の海岸部で「ねこ踊り病」多発
この年5才の少女が水俣病を発症。のちに第一号患者として認定されました。
1959年 新日窒附属病院の細川医師によるネコ実験で「ネコ400号」が発病。工場排水が原因と確認されるも、チッソは公表しませんでした。
1965年 新潟水俣病(第二水俣病)公式確認
1967年 新潟水俣病患者が昭和電工に損害賠償を求め、新潟水俣病1次訴訟。初の公害裁判
1968年 チッソ水俣工場で生成されたメチル水銀が原因と断定。政府が水俣病を初めて公害認定したのです。
1971年 環境庁発足。事務次官通知で有機水銀の影響が否定できなければ水俣病とする認定基準を示す。
この年、ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスの両氏がアメリカから水俣を来訪、取材を開始。それから今日まで50年の闘争は周知の通り。現在も救済を求め公式確認から、なんと65年の今日も複数の裁判が続いているのです。
この映画のパンフレット(880円税込)だけでも、是非入手して欲しいと思います。
2017年 ユージン・スミス生誕100年を回顧する写真展が大規模に開催されたこともあります。
この映画が、コロナ禍の今つくられたのも運命的なものを私は感じます。
おそらく数年後『新型コロナとワクチン騒動』が検証され、映画になるのでしょう。
そして『過ち』が叫弾されることになるでしょう。
全世界を巻き込んでいる、今のワクチン騒動は、規模の大きさから言って人類史上最大級の問題となるでしょう。
この9月17日(金)木村正治氏(前 東大阪市議会議員)と石浜哲信氏(日本保守党・党首)の講演を東京・築地に日本料理 魚月(なげつ)で拝聴致しました。5時間とても濃密な内容でした。
その際 一枚のリーフレットを頂き、その内容に驚愕!!
米独で訴訟弁護士として26年活躍しているライナー・フェルミッヒ博士を中心に
『マスク、PCR、m-RNA注射を指示、お願い、推薦していたら』国際刑法第7条違反ですので、裁判用の証拠集めをしているというビラでした。
ドイツの弁護士1000人以上、医学専門家1万人以上が起訴したというのです。
ワクチン組織(CDC、WHO、イルミナティ組織、ダボス会議)を国際刑法第7条(人道上の罪)違反で起訴という。
その罪は
・PCRテストは、病原体を検出するために設計されたものではなく、35サイクルで100%陽性になる。
・欠陥のある検査と不正な死亡証明を作った。
・「実験的」なワクチンを使用させた。
こんなことが、日本では全く報道されていません。
そう遠くないうちに、このことは白日の元にさらされることになるでしょう。
話は「MINAMATA」に戻ります。
私は、40数年前に、熊本県水俣市の自然食品店の依頼で講演に出かけました。初めての水俣でした。
当日 羽田空港の売店で、リーダーズ・ダイジェスト誌の雑誌のタイトルに
『もう一つのミナマタ』とありました。
1976年7月 イタリアのセベソの町で、化学工場が爆発を起こし、猛毒物質ダイオキシンの放出事故で1800haの土壌が汚染され、22万人が被災した事故の記事を読みながら、水俣に向かいました。
そして講演の中で「水俣病」と呼ばずに「水俣事件」と呼ぶべきだと主張させて頂いたのを映画を観ながら、昨日のように思い出されました。そう・・・事件なのです。
刑事訴訟法には「未必(みひつ)の故意」という、概念があります。
「明らかに被害が出ると予測されるのに、放ったらかしにした場合は故意と看過す」と言う意味です。
世の中には「未必の故意」を適用すると、殺人事件は、激増するでしょう。
今夏の「熱海の盛り土石流」は、典型的だと思うのですが・・。
如何?
殺人事件にすれば、
丁寧に検証されますので、
たとえ有罪にはならなくても、
同様の事の抑止的効果は測り知れないと思います。
動物実験で失敗しているワクチンを、
人体実験しているのであれば
「ナチスが人道上の罪」で有罪となった。
ニュルンベルク裁判と同様に扱われるでしょう、
とうのがフェルミッヒ博士たちの起訴です。
そのビラの木村正治氏の主張を是非 知って頂きたいと思います。