「水害は殆ど人災ではないか!!!」 その2

今回は、全く視点を変えて我が国の政治の最も大切な柱であった『治水』について語りましょう!!!!

日本列島に豊富な雨をもたらしてくれる台風は、文字通り「恵みの雨」の筈である。それなのに、この水害の多さである。
もしかすると、洪水を防ぐ能力が低下しているのではないか??

そのことを思い知らされる2015年2月8日の東京新聞の朝刊に『ダムに想定を超える砂』と言う記事が載った。
全国757ケ所のダムのうち175ケ所で当初の予測を超えてダム湖に土砂がたまり、貯水率が大幅に減少しているというのだ。

『戦後河川行政とダム開発』の著書がある、民間のダム研究家:梶原健嗣氏は想定以上に土砂が推積しているので、メンテナンスを行う(湖底をさらう等)必要がある。

深刻な一例を上げると、北海道日高地方にある二風谷(にぶたに)ダムは、約15年で総貯水容量の半分以上が埋まっていた。
と言う事は、河川においても同様な川底土砂推積現象が起きても不思議ではない。

数十年に一度の川底メンテナンスと、堤防の整備(少しでも高く等)が急務ではないのか。

さらに、保水力を高める森づくり、大都会の大型地下貯水槽の建設(東京駅の地下にあるような)を急ぐなど対策が必要なのである。
費用対効果の面からも、洪水の経済的損失の大きさを思うと充分おつりが来ると思のである。

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