話は変わりますが、
東京電力の一社員の労働災害申請のニュースが10月末流れた。
賠償業務を担当した35歳の男性は「少しでも多くの被害者に償いしたい心情で、どうにもならない賠償基準のはざまで苦しんだ。
多くの同僚が辞める中で、新たな仕事が増え、ついに病気になって働けなくなった。休職に追い込まれる半年ほど前から睡眠時間は3~4時間に。
ひたすら謝るしかない青年は、多い時は、一人で百八十社を担当。相手から三時間叱られ続けたこともあった。
ひょんな事でこの青年と出会ったとき、原発の事故がどれほど多くの人の生活をメチャメチャにしているのか、全く異なった側面から知らされたのであった。
今回は、「洪水」と「原発事故」についてあえて事件と呼びたいと。
声を大にして叫びたい。
そしてその責任は、国民の一人一人も負わなければならないと強調したいのである。
『声を挙げない無関心な者も、無策な政治家や東京電力と同じ責めがあるのだ』と。
槌田劭先生は教えてくれている。
そのもの言わぬアナタ、アナタも私も実は加害者として未来の人たちから糾弾されるであろう。
未来があれば、の話だが・・・・。