「食は命の源」と言われています。「良い食べ物」=「安全な食べ物」として食べ物を選べる現代でないと思います。その実情を『「体をこわす添加物」から身を守る』郡司和夫著:三笠書房より抜粋してお伝えしたいと思います。
- ソース:野菜や果実の搾り汁、煮出し汁、ピューレまたはこれらを濃縮したものに砂糖類、食酢、食塩、香辛料を加えて調製した液体調味料が本来のソース。安価なソースの表示には、①甘味料 ②着色料 ③調味料 ④増粘剤 ⑤乳化剤 ⑥香料等の食品添加物名が並んでいます。
②着色料:カラメル色素には、「発ガン性」が指摘されています。国際がん研究機関は、カラメル色素の「4-MEI」を人に対して発ガン性の恐れがある物質としています、
③調味料:アミノ酸等ですが表示できないくらいの物質が一括表示にされています。L-グルタミン酸ナトリウム、グルタミン酸ソーダ、コハク酸二ナトリウム等 - 漬物:野菜を基本で、さまざまな食材を食塩や酢、酒かす等に漬け込み、保存性を高めるとともに熟成させ、風味を良くした食品が漬物。安価な漬物の表示には、①調味料(アミノ酸等)②酒清③甘味料(ステビア、甘草)④酸味料⑤保存料(ソルビン酸K)⑥酸化防止(V.C)⑦着色料(クチナシ、カラメル)⑧乳酸Ca
以上。「食品添加物の液」の中に漬け込み仕上げた「わりばしだいこんと生姜、ごぼう」の漬物です。保存性を高めるために食材を熟成させる工程が、時間の短縮で食品添加物を添加している笑い話です。また原料の野菜は、中国からの輸入が多く、中国国内の漂白が使用されいてるケースがあり安全性に欠けてしまいます。
★2012年 漬物業界の団体が「食品添加物に指定された“ナイシン”(抗菌性物質)を漬物(浅漬け)に使用できるように国に働きかけていく意向を固めた」現在は使用されていませんが、今後の漬物業界の動きに注意したいものです。 - ハム・ソーセージ:手作りの場合「ハム」は、豚肉の塊に5%の塩をすりこみ袋に入れて熟成。その後塩抜きをして常温で表面を乾燥。さらしとタコ糸でハムに形成し70℃の湯でボイルして出来上がり。手作り「ソーセージ」は、ミンチと5%の塩を本みりんと水を加えて種を作る。羊の腸に種を摘めて70℃で蒸す。
市販のハム・ソーセージには、原材料以上の添加物が添加されています。食品添加物の塊と言っても良いと思います。①酸化防止剤(保全性の為)②調味料(嗜好的価値を良くする為)③乳化安定剤や結着補強剤(食品の品質の安定の為)④発色剤(見た目を鮮やかにする為と細菌の増殖を抑える為)
※発色剤の「亜硫酸ナトリウム」は、食品添加物の危険度『4』で表示の義務がありません。 - 食用油:ごま油かオリーブ油。さらに荏胡麻、ヘンプオイルが良いと思います。
これらは製造工程が「圧搾法」で精製処理に化学物質に頼っていないとされています。製造工程で大きく分けて①搾油:溶剤抽出に石油系有機溶剤のノルマルヘキサン(ベンゼン)を使用するのが一般的②精製:リン酸やシュウ酸、中和目的で水酸化ナトリウムが添加されています。食用油の原料も遺伝子組み換えではない「大豆・トウモロコシ・菜種・綿実等」を選ぶことをお勧めします。 - バター・マーガリン:マーガリンは絶対避けたい食品です。トランス脂肪酸が大量に含まれています(ショートニングとしても使用)。理由は、血液中の悪玉コレステロールを増加させ、動脈硬化などの心臓血管系の病気を引き起こします。また細胞を傷つけガンの原因となる指摘もあります。
牛が食べる牧草が古草か緑の草によってバターの色が変わります。
バターの製造の時にバターの色を均一にするために薄黄色にするために「βカロチン」(合成のビタミンA)が添加されています。名目は栄養強化です。表示は免除されています。
阿部一理(談)
私の45年間の自然食運動の原点は、故郡司篤孝先生との出会いにありました。
今回、ご子息 和夫様の活動をご紹介させていただきこの45年間で、さらに食品添加物の害が深まっている事を改めて痛感致しました。
悪い物を摂らない、と共に解毒 排毒の力を強めることの必要性を強く強く感じた次第です。食に対する考え方が完全に二極化して、全く気にしない方と、真剣に実践しようとしている人たちに分かれています。
そして、気にする人の増え方が、わが国では微増であることに危機感を覚えている次第であります。
20代の男性の精子が、まともなのは60名中僅かに2名と発表された大阪の産婦人科の医師もあります。
少子化のムベなるかなと思われます。
かてて加えて「経皮毒性」の怖さも想像を絶するものがあります。