「食品添加物の怖さ」その3

「食は命の源」と言われています。「良い食べ物」=「安全な食べ物」として食べ物を選べる現代でないと思います。その実情を『「体をこわす添加物」から身を守る』郡司和夫著:三笠書房より抜粋してお伝えしたいと思います。

  1. ビスケット・クッキー:原料にマーガリン・ショートニング・膨張剤・ベーキングパウダーなど添加していない製品さらに付け加えると白砂糖でない三温糖、粗糖、黒砂糖、蜂蜜等を使用している製品を選びましょう。
    マーガリンやショートニングについては前項でお話していますが、「狂った脂肪酸」が入った食べ物は避けた方が良いです。マーガリンは水素を添加しているので不自然な形になりWHOでも使用を禁止しているくらいです。
    膨張剤には、酒石酸、クエン酸、第一リン酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム等複数の添加物が調合されて表示が「膨張剤」となっています。発ガン性の指摘があります。ベーキングパウダーは「焼きミョウバン」という添加物が使われています。アルミニウムの害が懸念されています。

  2. 清涼飲料水・ジュース類:高くても果汁100%を選びましょう!!!
    2006年に清涼飲料水のアロエベラから発ガン性物質「ベンゼン」が検出されました。2006年の2月から3月にかけて清涼飲料水に使われている保存料の安息香酸とビタミンCが反応して基準値を超える「ベンゼン」が検出されました。欧米では清涼飲料水の大規模な回収事件がありました。
    日本の効率医薬品衛生研究所が、市販されている31種類の清涼飲料水を分析。ベンゼンを検出したが回収処置がとられたのは『アロエベラ』だけでした。ベンゼンは、国立がん研究機関(IARC)が「人に対して発ガン性のある」(グループ)に分類している化学物質です。
    また清涼飲料水は、保存料の問題の他にカロリーが高いのもの摂り過ぎから起こる、肥満や糖尿病のリスクです。甘味料の「アスパルテーム」は、ショ糖の200倍の甘さから非常に多用されています。厚生労働省や国際機関では「マウスの精子に障害を起こした」「癌の発生率の上昇が統計的に認められる」と実験結果が報告されている。
    さらに「カラメル色素」を使った清涼飲料水は避けたいものです。2012年6月アメリカの公益科学センターが
    「日本を含む世界各国で飲まれているコーラーには、発がん性物質が含まれている」と発表している。カラメル色素の製造過程で化学物質の4-メチルイミダゾールが生成されるからです。

  3. 豆腐:国産原料の大豆を使用。天然のにがりを使って凝固されているお豆腐がお勧めです。豆腐は、大豆を磨砕・加熱し、絞った豆乳をほぼすべて凝固させた食品です。
    凝固剤は、食品添加物に指定されている物が5種類(硫酸カルシウム、塩化マグネシウム、グルコノデルタラクトン、塩化カルシウム、硫酸マグネシウム)です。

    ※(阿部 談)絶対避けたい「グルコノデルタラクトン」使用のものが何と多く売られている事でしょうか!!!!

    現在にがりは、工業用に作られた化学合成の「塩化マグネシウム」も主流です。ミネラル分はほぼ取り除かれています。更に、製造過程で煮沸する時に泡を抑えるための「消泡剤」が添加されている事があります。消泡剤で多く用いられているのが「グリセリン脂肪酸エステルとシリコン樹脂」です。成分の表示には、多分記載がないと思います。加工中に消滅または最終食品に残っていても微量な加工助剤として扱われているためです。避けたいものです。


  4. インスタント味噌汁:なるべく避けておいた方がよい食品です。「豊富な野菜」の具材は、採れたての野菜をフリーズドライにしていれば栄養価は通常と変わりませんが、何回も消毒と水洗いを繰り返した野菜は、既にビタミン類やミネラル分は相当失われています。
    食品添加物の「化学調味料(グルタミン酸ナトリウム)」特有な妙なしょっぱさが残ります。『米から清酒、麦からビール、サトウキビからうまみ調味料(グルタミン酸ナトリウム)』とCMにありましたが、発酵法に本質的な違いがあるのですから、消費者には大変紛らわしい罪なCMの1つです。サトウキビにはグルタミン酸は含まれません。
    また、グルタミン酸ナトリウムは、製造過程で塩酸などの複数の化学物質を使います。はたして天然由来の旨味調味料と言えるものなのでしょうか?

  5. 米加工品:①容器の素材が表示してあるもの②無添加の物③コメの産地が確認出来る物。冷凍米飯のチャーハンがパラパラと一粒一粒ほぐれている物は、植物油脂を使用。植物油脂ではなくトランス脂肪酸のショートニングを使用している製品もある。
    さて①については、容器ごと電子レンジで加熱します。容器の素材が安全なものを購入したいです。②pH調整剤を使用しているパックのご飯は、ある海上自衛隊基地では除外されているようです。

【阿部一理 談】
古代の西洋の思想家、哲学者たちが、食べ物について、とても大切な事を伝えてくれています。

ソクラテス

『飲食は人生において最も重要なり』
『質素なる食事は、食慾を自然ならしむ』

と言って、弟子たちに小食粗食を極力説いたというのです。

さらに、その高弟 プラトンの名高い『哲学的大饗宴』には次のような養生訓が述られています。

  1. 常に大麦、小麦の簡単食を摂れ!!!
  2. パン、オリーブ、チーズ、ネギ、カブラ、イチジク、豆などあれば、何人(なんびと)も高齢に達し、幸福たることを得。
  3. 肉食せば、医者が入用となり、食物と土地不足し、従って戦争起こり、国滅ぶべし。

マクガバンレポート 第二弾は、「ガンの最大の原因は、肉食なり」と断じておりますが、プラトンは当然ながら卓越した真実を見る目を持っておりますね!!

さて、ここで、もしソクラテス、プラトン氏が現代社会の実情を知ることになったらその食材の質の悪さには腰を抜かさんばかりに驚くと思うのですが。。如何!!!!!

ギリシャの医聖 ヒポクラテスは

『食べ物で治せない病気は、医者にも治せない』

と言っているくらいですから、食材の悪さを見て、病気の原因は、化学物質の過剰摂取と言う事を一番に指摘すると思います。

農薬、食品添加物、消毒剤、有害重金属、放射性物質等の害を判って頂く事が難しい事に、暗澹(あんたん)たる気持ちになるのは、私の頭の方がオカシイのでしょうか???

「「食品添加物の怖さ」その3」への2件のフィードバック

  1. スーパーやコンビニで、気をつけてパンなどを見ていると、ほとんどの商品にショートニングが入っていますね。先日、青森に帰ってきましたが、現地の人たちはスーパーなどで大量の食材を買い溜めしていますが、添加物まみれの品物を平気で大量買いしています。都会の人に比べて、意識が低いと感じました。

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    • 佐藤先生 ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
      お菓子やパンで「ショートニング」が含まれていない商品を見つけることが難しいくらいです。
      添加物が比較的少ないものを購入していますが、それでも食品添加物、農薬、消毒液等が口から入ったり、皮膚から吸収されたりします。
      だから「いかに解毒、排毒する事の大切さ」を、伝えて参ります。

      返信

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