プラトンが語る『戦争の原因』とは・・・

 また、今年も暑い夏を迎えました。 

815日の終戦記念日、そして6日のヒロシマ、9日のナガサキと人類の歴史の最も愚かな原爆の日を迎えました。 

 

 米軍は、『10発の原爆を落とす計画』であったと、つい先日ある方から聞かされて絶句致しました。 

県民の1/4が命を落としたオキナワ戦も、日本の各都市を焼き尽くした日本空襲も終戦がせめてあと1年早かったら・・と、残念に思うのは私だけではないと思います。 

 日本中の人が声を上げたら良いと思うのです。 

 

 ドイツとソ連の戦争、いわゆる独ソ戦で3000万人の戦死者の実態も最近まで知りませんでした。 

 日本人の太洋戦争での戦死者310万人もスゴイ数だと思っていましたので、その約10倍とは、とても信じられません。(「独ソ戦」岩波新書、大木毅著、946円(税込) ) 

 私は、毎年8月に工藤洋三さんの2冊の本を読み返します。 

◆1冊は『写真が語る日本空襲』奥住喜重さんと共著。 

現代史料出版発行。TEL:03-3590-5038 

◆2冊目は『日本の都市を焼き尽くせ!』サブタイトル「都市焼夷空襲はどう計画され、どう実行されたか」とあります。2800円(税別)自費出版。 

住所:〒745-0121 山口県周南市須々万奥286-3 

e-mail:ykudo@bronze.ocn.ne.jp 

  

 これらの本が日本の各家庭にあって、皆で意見を交わす姿を私は夢みています。 

昭和20年3月10日の東京大空襲はもとより、 

3月12日の名古屋空襲、 

3月13~14日の大阪空襲、 

3月17日神戸空襲、 

再び3月19日名古屋空襲等の写真がすさまじい!! 

 

 これらを知らずして78年間私たち多くの日本人は「ボーツ」と生きてきました。 

情報は隠されたという方がいます。もちろん大手マスコミは取り上げませんが、個人の自費出版で工藤洋三さん(元徳山工業高等専門学校教授)は出版されています。 

 以前にも紹介させて頂きましたが、昭和20年8月14~15日という終戦直前まで熊谷・伊勢崎空襲の写真と日時には驚きました。 

一部を抜粋して紹介します。 

 

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「米軍の記録によれば、熊谷空襲は8月15日の1時39分に。 

伊勢崎空襲は2時15分に終了したワシントンからマリアナのB-29部隊に爆撃中止命令が発せられたのは4時45分、平文になってグアムの司令部で読めるようになったのは、5時11分のことだった」 

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阿部一理(記) 

 終戦の8月15日、 

正午の玉音放送の10時間前まで空襲が続いていたことを熊谷市も伊勢崎市も、もっとアピールしてほしい。 

 

「日本一暑い熊谷市は、8月15日の午前1時39分まで空襲を受けていた。 

<もう一つの暑い街>でした」と。 

  

 間違いなく、これはジェノサイドです。 

『ジェノサイドは戦争犯罪です。戦争犯罪には時効がない』そうです。 

ロシアとウクライナ戦争の報道をテレビで見ながら、この日本空襲も過去のこととはいえ同時に報道したら良いのに、と思います。 

関係者がもう他界しているから、やっても意味がありません。という声もありますが、ダレかを罰するのが目的ではありません。こんな事実が、つい最近まであったのです。78年なんて、ホンの最近ではありませんか? 

 

 戦争は一般人を殺害してはならないという決まりがあるようで、ですから「軍人は軍服を着用している」という最低限のルールがあり、殺し合いを認めている。 

一般人を殺せばジェノサイドとして厳しく罰せられるというのです。 

皆さん 信じられますか??日本空襲も、ヒロシマも、ナガサキも・・・・。 

 それを言うなら、そもそも昭和16年12月8日の「真珠湾攻撃」による日本開戦は、日本軍が宣戦布告の前に攻撃した形になっている歴史上最も卑劣な国だということになっているのは、如何するのか?と言われます。 

 タイプライターの不具合で、宣戦布告の通達がアメリカ政府に届けるのが遅れるという事態が発生していた。というのです。 

 しかし、どうも、これもマンマとアメリカ側と通じていた日本の軍部の作戦であったのではないかとも、言われています。 

 

 軍人が一般人の住居に隠れたため止むを得ず、一般家屋を攻撃したという論法も成り立たせてもいます。 

とにかく、戦争は理不尽です。不条理です。 

「人の命は地球より重い」と言われながら、戦争は絶えません。 

80億人が全員で戦争はイヤだ!! と声を上げるべきです。 

そのために、『どう話し合うのか』が重要です。 

 

そんな月間にしたいのが、8月6日~9日、そして15日です。 

暑い8月を、『平和を語る8月6日~15日の10日間』にしたいものです。 

  

そして無農薬で、米の6毛作が可能になる農業で、全人類が健康に食べていける農業政策が大切です。平和の『和』の字は「禾本科の穀物を口にする」と言う文字です。 

 

食が肉体を作るだけではありません。精神状態も変えるのです。 

古代ギリシャの哲学者プラトンは、その著書『哲学的大饗宴』の中で 

 

『肉食をすれば、 

土地と食べものが足りなくなり、 

戦争が起こって国が亡びる』 

とあるそうです。 

 

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