「食養の道」1979年11月号 月刊「危険な食品」よりおもいきった抜粋
(文責 阿部一理)
「化学的食品添加物は、大なり小なり発がん物質であり、それは催奇型性と同類語である」
※「催奇性」とは、ある物質が生物の発生段階において奇形を生じさせる性質、作用のこと。
昭和54年10月4日、郡司先生の講演では、100数枚のスライドのうち、1/4ほどが奇形児の写真であった。
「知らぬが仏」の日本人
毎日の食事を、日々つくるというような仕事は、いつもなにか忘れてしまい、他人の大企業が誰も見ていない所で、そのままでは人間がたべられない原料を使って作る食品を、美味しいおいしいと食べているのが実情です。
- 加工食品や食品添加物を製造しているメーカーの社員は、このような自社の製品をけっして食べないと言う事実。
例)- 一流製パン会社は、社員に玄米食を勧めている。
- インスタントラーメン会社では、社員用に無添加ラーメンを造っている。
- チューインガムの工場では、従業員がガムを噛んでいる事を見たことがない。
- 工場を見せない。企業の秘密防衛の為と言う理由ですべてを見せない。
- 海外(発展途上国を除いて)では、絶対に購入してくれないような食品(水産・果実の缶詰・その他の一部は除く)と食品添加物、大衆薬品を大量に摂っているのです。
日本茶
- 玉露の風味は味の素
純日本茶には、天然のビタミンやアミノ酸が豊富に含まれている。昔は医療薬として使われていたくらいです。現在は、味の素を溶液化し、これを摂氏90~95度に熱した蒸し機の中にたらしている。また日本茶の栽培に、農薬をふんだんに使用しています。2~3回で良いところを30回以上も撒布する農家もあるそうです。
せんべい
- なぜ失せたあの風味
昔せんべいは、誰にでも作れる簡易な食品でした。しかし、材料の選定、焼き具合、水分の多少などの、まさに匠の技で職人の技術・心得・丹精を込めて作られている。本当の新米や良質の小麦粉を使わずに、価格の安い破砕米を使うようになった。重要な醤油も、価格も安く食品添加物で作る化学醤油で焼くわけです。ツヤが出ないので、ビックリする表現ですが「ロウソク」や「ポマード」のようなものを塗っているわけです。
梅干し
- 大部分は台湾産の一夜漬け
自然食品ブームで梅干しが売れていますが、その大部分が台湾の生梅から作られています。その台湾の梅も、元は日本から輸入しているもので、気候風土が違うために大柄なまずい梅に変わっています。そのために重合リン酸塩や酸味料などの食品添加物を使い着色して、一夜で作っています。
米飯
- 栄養価の低下した今のコメ
戦前の子供たちは、食物の種類が単純(お米と梅干し、漬物、魚の干物など)であったが、お米や梅干しの品質・栄養価が今より高かったので健やかに育っていました。現在のお米や梅干しは、多収穫を目的とする農薬や化学肥料を大量に使用している。このため地力が低下して自然農法に切り替えたら10年は無収穫に近い状態となるところもあります。レトルト米飯食品は、余って臭くなった古米に化学調味料その他の食品添加物を使って美味しく再生しているのです。
阿部一理談
この当時で、日本人は一人平均
年間4kgの食品添加物を摂っている計算になっておりました。
アーア 恐ろしい!!!!