ステキな映画を紹介致します。
コロナ禍で明るい話題が少ない中
『食が紡ぎだす絆、心ゆさぶる感動作』とチラシにある
『種まく旅人~華蓮(ハス)のかがやき~』の映画を知りました。
4月2日(金)全国封切です。是非サイトで情報を得て下さい。
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実は昨年、友人千口寿子さんから「映画を作っているのよ」とお聴きした時、こんな大がかりなこととは知らず、軽く聴いておりました。
ところが、今回詳しく知って、その熱意に心が揺さぶられました。
『農家の後継ぎがいない!!』と言う大きな問題が日本の農業を危うくしていて、農業従事者の高齢化と、若者の農業ばなれが大変深刻な状況となっていることは、皆さんも容易に理解できることと思います。
大病を患った寿子(ひさこ)さんは、幸運にも元気になられ、これからの残された人生をどう過ごさせて頂こうか、と心底考えたそうです。
石川県の農家に生まれた私は、地味な農家がイヤで対局にある派手な美容業界に身を投じ、化粧品会社の経営者としても順調で自然思考だったことが、自分の大病の生還にもつながり健康を取り戻せました。
そのささやかな恩返しとして、農業の後継者問題に思いが至り、丁度そんな折り松竹映画会社の会長様と知り合い、その会長様より「農業の映画を3本作って来たが(『種まく旅人』シリーズ)もう年だし、これで終わり」と語られたとき、その続きを「私に作らせてください」と約束してしまったのです、と。
その4作目が地元石川県の加賀蓮根の農家の映画となったという訳であります。
そんな中、3月14日BS日テレで3作目が放映され録画して観ることが出来ました。大分県の有機のお茶農家の物語り『みのりの茶』でした。3回も涙する場面がありました。感動しました。
シリーズを通して『農業女子』がテーマだそうです。若い女性が農業を大切にしていきたい、と思う様になってくれたら男性も目をさまし、お嫁さんの来てがない問題も解決し、何よりも女性は命を授かり育むという、男性とは違う『命の尊さ』を理屈なし、初めから持っている存在であります。
戦争に行った若者たちが命を落とすとき『お母さん!!先に逝く不幸を、お許し下さい』と叫ぶことは余りにも有名です。決して『天皇陛下万歳!!』ではないのと言うです。
理系女(リケジョ)もステキな言葉です。でも『農業女子(ノウギョウジョシ)』はもっとステキな言葉です。それがテーマのシリーズです。
よくぞ天下の「松竹」さんが、こんな地味な映画に挑戦してくれました、と本当に心から嬉しく思いました。
わたし 阿部は50年ほど前、食による健康革命をマクロビオティックで知り、その根底には自然農法があり車の両輪のように『食養と自然農』と考えて参りました。
今 農業は大きな危機を迎えております。それは、遺伝子組み換えの種『F1種(一世代限りの種の意)』と後継者不足の問題です。
このコロナ禍の過熱報道の陰で、秘かに種子法が改正され、従来の在来種を使用することを禁止し、罰則までつくって日本の農業を根底からダメにしてしまう方にカジが切られています。
日本が危ない!!種子法廃止。2019年12月28日付け)
そして、飲食店の時短で一番打撃を食らっているのが「飲食店」ではなく、そこに食材を提供している「農家」たちなのです。保証が届ていないのです。これから益々飲食店もつぶれていくでしょう。しかし農家はもっと悲惨です。
そんな折りの、この映画です。松竹さん そして関係者の方々に感謝しないではおれません。農業がダメになれば人類は終わりです
が 今回は4月2日(金) 全国封切の映画を一人でも多く観に行かれ、これが一つのキッカケとなって、農業の話題で盛り上がってくれればと思いご案内させていただきました。
阿部事務所に前売り券のチケット(通常1800円が1100円)がありますが、一寸皆さまにお届けするのは間に合わないか知れないですね。
是非 多くの皆さんへの拡散をお願い致します。